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自宅担保ローンに関心 静岡銀商品、県内外から資料請求

(2017/10/13 07:54)

 静岡銀行が6月に取り扱いを始めた金融商品「リバースモーゲージ・人生謳花(おうか)」に、同行の当初想定を上回る関心が静岡県内外の中高年齢層から寄せられている。インターネットを介した資料請求だけで9月末までに100件を超えた。同行は商品認知が進めば、既存のローン商品で掘り起こせていなかった資金ニーズを捉えながら融資が伸びるとみて、利便性などのPRに注力している。
 当初はニーズが大都市部中心になるとみていたが、県内からの問い合わせも増えている。希望者が描く借り入れ資金の使途は老後の生活資金の補てん、住宅ローンの借り換えなど幅広いという。
 9月末時点の申し込み実績は約30件。利用者は子どもと同居していない人が多く、同行は「核家族化が進んで、所有不動産を最終的に処分しても構わないという考え方が広がりつつある」と分析している。
 同様の商品を扱う一部地銀は都市部などに対象エリアを限定しているが、静岡銀は路線価が1平方メートル当たり5万円以上の不動産と対象を広げて対応している。また不動産を担保に借り入れ可能額を設けると、利用者がその範囲内で専用カードを用いて必要時に複数回に分けて借りられ、一括で借りるよりも毎月支払う利息額を抑えられるようにした。
 年金生活者が利用に向けて抱く負担感や抵抗感を減らそうと、初期の事務手数料を無料に。地価下落などで担保物件の売却額で借り入れ元本を返済し切れなくても、残金の返済を不要とした。
 こうした利便性を中高年齢層に伝える場として、静岡県内営業店で巡回開催中の年金教室に着目。年間3千人以上が参加する人気教室で商品の概要や特徴を説明し始めたところ、参加者の反応は良好という。同行は中期経営計画の重点に「新しいローンマーケットの開拓」を掲げていて、リバースモーゲージをその中心商品の一つに育てたい考えだ。

 <メモ>リバースモーゲージ(自宅担保ローン) 中高年齢層が持ち家に住み続けながら、その資産を担保に将来の備えや充実した生活に必要な資金を借りられる金融商品。一定額の安定収入がある年金受給者などが対象で、借り入れ元本の返済は契約者の死去後に担保物件の売却などで行う。

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