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三島上昇、沼津に並ぶ 静岡県内基準地価、商業地の現況くっきり

(2017/9/20 08:54)
商業地の市町別最高価格地点で沼津市大手町に並んだJR三島駅前の三島市一番町付近=15日
商業地の市町別最高価格地点で沼津市大手町に並んだJR三島駅前の三島市一番町付近=15日

 国土交通省が19日公表した基準地価の市町別の商業地最高価格地点で、三島市一番町が0・7%上昇の1平方メートル当たり30万7千円となり、2・2%下げた沼津市大手町と並んだ。駅南口の再開発事業を背景に事業者らの期待が膨らむ三島市と駅周辺総合整備事業の遅れが指摘される沼津市で商業地の現況が数値に表れた。
 沼津市と肩を並べた三島市。市三島駅周辺整備推進課の担当者は「並ぶのは数年後だと思っていた」と驚きの表情を浮かべた。駅南口西街区の敷地面積約0・34ヘクタールに建設されるシティーホテルは2018年1月着工で開業予定は20年4月。東街区約1・3ヘクタールも今秋の事業協力者公募を予定している。
 一番町は東街区に近接するだけに、まちづくりへの期待感が、そのまま地価に表れた。市内の不動産業者は「首都圏への通勤者、観光客の増加に加え、再開発計画が追い風になった」と分析する。
 追いつかれた格好の沼津市の経済界関係者は「三島に並ばれるのはショック」と心情を吐露し、「JR沼津駅の高架化事業が目に見える形で進展していないことが、新規出店や設備投資の意欲をそいでいる」と指摘する。市内の不動産業者は「三島市に逆転されると、沼津市が県東部の商都と認識されなくなる可能性がある」と危機感をあらわにした。
 市は01年に策定した都市計画マスタープランを17年に改定。駅周辺整備に加え、主に若者層の中心市街地回帰を目指して、空き店舗のリノベーション推進事業などに取り組んでいる。まちづくり政策課の担当者は「時間はかかるかもしれないが、小さな施策を積み重ね、プランに掲げた『まちなか居住』を増やしていく」とし、市街地の魅力向上に努める姿勢を強調した。

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