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つま恋、名称残し一括譲渡 ヤマハとHMI基本合意

(2016/12/27 21:48)
ホテルマネージメントインターナショナルへの譲渡で基本合意したヤマハリゾートつま恋=9月、掛川市満水(静岡新聞社ヘリ「ジェリコ1号」から)
ホテルマネージメントインターナショナルへの譲渡で基本合意したヤマハリゾートつま恋=9月、掛川市満水(静岡新聞社ヘリ「ジェリコ1号」から)

 ヤマハは27日、一般営業を25日で終了した掛川市満水の「ヤマハリゾートつま恋」の不動産と商標の譲渡について、ホテルマネージメントインターナショナル(HMIホテルグループ、本社・神戸市)と基本合意を締結した。譲渡予定は2017年3月31日。HMIは4月1日から、「つま恋」の名称を引き継ぎ、「つま恋リゾート“彩の郷(さいのさと)”」として営業を始める。
 ヤマハによると、譲渡する資産は「つま恋」の施設に関する商標と、面積140ヘクタールに及ぶ土地、宿泊・飲食・温泉入浴・スポーツ施設などの建物。売却額は未定で、「金額面を含め、これから具体的な交渉に入る」(広報部)という。
 基本合意段階では、HMIはつま恋の全ての事業を当面は継続するほか、掛川市が目指す20年東京五輪などのキャンプ誘致や掛川新茶マラソン、ジュビロ磐田サッカースクールの開催などにも協力する。アルバイトを含めて約300人の従業員のうち、希望者の再雇用についても1月から調整に入る。「つま恋」ブランドを生かした商品企画も進める。
 HMIは新たな事業計画を2月下旬までに策定する。宿泊施設などは修繕、改修して活用する方針。近年の宿泊客はファミリー層が中心だったが、価格を抑えながら「海外からの訪日旅行者や国内企業の研修など利用客層の拡大を図る」(同社)という。
 ヤマハは、国内音楽界で歴史を刻んだ「つま恋」の一括譲渡、「音楽とスポーツ」をテーマにした総合リゾート施設の維持向上、「つま恋」の名称の継続使用の3点などを条件に、譲渡先を探してきた。複数企業が参加した入札を経て、「浜松市内のホテルを含め、再生の実績がある」ことを重視し、交渉相手としてHMIを選んだ。

 ■ブランド継続前提
 中田卓也ヤマハ社長の話 「つま恋」ブランドと、施設全体の継続を前提に譲渡の基本合意を結ぶことができた。詳細の交渉はこれからだが、お客さまに愛され続け、地域にも喜ばれる形で資産を引き継いでいただきたい。

 <メモ>HMIホテルグループ 1998年に設立したホテル運営会社で、正式名称は「ホテルマネージメントインターナショナル」。神戸市に本社を置き、ホテルや旅館、スポーツ施設などを全国50カ所以上で展開する。経営不振に陥ったホテルを再建する目的で積極的に投資してきた。2014年2月には、会社更生法の適用を受けた企業からグランドホテル浜松(浜松市)を引き継いだ。このほか県内でホテルクラウンパレス浜松(同、旧浜松名鉄ホテル)、ホテルラヴィエ川良(伊東市)、大仙家(伊豆の国市)を運営する。

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