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乳牛ふん尿使い発電 富士宮で17年に実験プラント

(2016/10/8 08:10)
乳牛のふん尿の処理を行う酪農家。余剰堆肥の抑制に向け、実証実験への期待が高まる=5日、富士宮市内
乳牛のふん尿の処理を行う酪農家。余剰堆肥の抑制に向け、実証実験への期待が高まる=5日、富士宮市内

 富士宮市と富士開拓農協(同市)は乳牛のふん尿を利用したバイオマス発電プラントを建設し、2017年秋から発電を開始する。発生する廃液は市内の下水道処理施設で浄化するほか、発電した電気も送電して施設の稼働に充てる。酪農が盛んな同市では、処理能力を上回るふん尿管理が課題。廃液と電気を公共の下水道施設に送ることで、地下水汚染の解決と二酸化炭素削減の同時達成を狙う。
 環境省の「環境調和型バイオマス資源活用モデル事業」(2016~18年度)に採択された実証実験。計画では、市北部の根原地区にプラントを建設し、ふん尿の発酵過程で出るメタンガスを使って発電する。毎日、約20トンのふん尿を受け入れる。発電量は約1200キロワット時を見込む。廃液は市内の「星山浄化センター」に搬送して処理するほか、一部は液肥として再利用する。
 実証実験と並行して、同農協は廃液の有効利用などを検討する協議会を年内に設立する。県内のバイオマス関連企業や行政、農業関係者らの参加を想定している。
 同農協の広瀬辰造代表理事常務は「産業としての酪農を継続する上で、ふん尿の適正処理や環境整備は重要な課題」と意義を説明する。
 プラントは17年3月に着工し、9月の完成を目指す。18年12月まで稼働させてデータ収集や解析を行う。事業費約10億円は全額、国が負担する。

 

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