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奈良時代の木簡、土器発見 3日に現地説明会 浜松・梶子遺跡

(2019/2/28 08:03)
梶子遺跡から発掘された木簡。上部に「筆墨紙櫃」の文字が記されている
梶子遺跡から発掘された木簡。上部に「筆墨紙櫃」の文字が記されている

 浜松市は27日、中区西伊場町の梶子遺跡から、奈良時代の木簡や土器が発見されたと発表した。木簡には文字が記され、古代の役所で使われた文書箱のふたとみられる。当時の行政機関や役人の仕事ぶりに思いをはせられる貴重な史料という。
 梶子遺跡は、JR東海浜松工場一帯に広がる伊場遺跡群の一つ。古代の役所「郡家(ぐうけ)」があった場所と考えられ、これまでにも多数の木簡や土器が発掘されている。
 今回の出土品は、同工場西側の日本たばこ産業浜松工場跡地で見つかった。木簡は長さ34センチ、幅6・3センチ、厚さ1・4センチで、表面に「筆墨紙櫃」と書かれている。裏面には、箱にはめ込むような溝があり、市文化財課は郡家で使われた文書箱のふたと推定している。
 土器は皿の裏の一部で、「主政川前」と記されていた。主政は役人の身分で、上から3番目の地位という。川前は人名とみられる。同課担当者は「紙資料が極めて少ない時代であり、役人の身分と個人名が一緒に書かれた史料は大変珍しい」と話している。
 市は3月3日午前10時と午後1時半に、発掘成果を解説する現地説明会を開く。問い合わせは市地域遺産センター<電053(542)3660>へ。

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