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つげ義春グッズ、人気じわじわ 富士宮の出版社が製作

(2019/1/30 17:00)
代表作「ねじ式」など作品の一場面を図柄にしたグッズを製作する古屋淳二さん=1月中旬、富士宮市猪之頭の虹霓社
代表作「ねじ式」など作品の一場面を図柄にしたグッズを製作する古屋淳二さん=1月中旬、富士宮市猪之頭の虹霓社

 代表作「ねじ式」発表から昨年50周年を迎え、再評価が進む漫画家つげ義春さん(81)の公認グッズが、若い世代を中心にじわじわと人気を集めている。製作するのは富士宮市猪之頭の出版社虹霓社(こうげいしゃ)代表の古屋淳二さん(46)。これまでネット通販が中心だったが、昨秋から県内に販路を広げている。
 つげさんの大ファンだった古屋さんは、担当編集者を通じてつげさんの公認を得て、2012年に初の公式Tシャツ200枚を製作、即完売した。グッズ製作を機に夫婦で独立し、1~2年に1度のペースで新柄を発表している。女優の二階堂ふみさんがTシャツを着用した画像を自身のSNSにアップした影響もあって認知度が高まり、売り上げは累計千枚を超えた。
 グッズは「ねじ式」「チーコ」「紅い花」など代表作の一場面を基にデザインしたTシャツのほか、手拭い、トートバッグ、缶バッジがある。中でも手拭いは原作にない図柄をつげさん自身が描き下ろし、「1987年から新作を発表していないので貴重」(古屋さん)だという。
 現在県内で取り扱っているのは掛川市の戸田書店掛川西郷店だけだが、静岡市駿河区の県立美術館で2月10日に開幕する「1968年激動の時代の芸術」展でも販売する。
 古屋さんは「つげさんを知らずにグッズを購入する若い人も多い。グッズを通じてつげさんの漫画を読んでみてほしい」と話した。

 <メモ>つげ義春 東京都生まれ。小学校卒業後、メッキ工場などで働き、1954年に漫画家デビュー。貸本漫画を経て、60年代後半~70年に「月刊漫画ガロ」でシュールで前衛的な作品を発表、熱狂的な支持を得た。2017年に日本漫画家協会賞大賞受賞。松崎町の旅館「山光荘」をモデルにした短編漫画「長八の宿」もある。

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