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状態良好の埴輪出土 浜松・天竜区の光明山古墳

(2018/11/22 08:28)
列状に置かれた基底石と朝顔形埴輪が見つかった光明山古墳の後円部北側=21日午前、浜松市天竜区山東
列状に置かれた基底石と朝顔形埴輪が見つかった光明山古墳の後円部北側=21日午前、浜松市天竜区山東

 浜松市は21日、2018年度に初の発掘調査を始めた天竜区山東の前方後円墳「光明山古墳」(静岡県指定史跡)で保存状態が良好な埴輪(はにわ)が見つかったと発表した。古墳の全長は従来の公表数値より1メートル長い83メートルと判明し、墓に眠る地域の統治者は内陸交通の発展に寄与した豪族の可能性があるという。
 後円部北側に掘った溝で、ほぼ原形をとどめた朝顔形埴輪1個が発見された。市文化財課によると、近畿地方の大型前方後円墳から出土している埴輪と基本的な形は同じだが、デザインには独自性がみられるという。倭(やまと)王権の影響はみられるが、独自の解釈が加わり配置の仕方も近畿地方と異なる点があるとした。
 古墳は市内最大で、5世紀中ごろでは県内でも最大規模。信州と遠州の内陸交通が充実し始めた時期と重なり、当時の街道を見下ろす場所に位置する。そのため市文化財課は、内陸交通発展に寄与した地域の有力者が眠っているとみている。
 後円部の北端では、これまでの基準地点より1メートル外側で、列状に置かれた直径30~50センチの基底石が見つかった。前方部の南端中央では、斜面の状態から従来の基準地点の正しさを確認した。前方部の斜面中腹では後円部と同様の幅約2メートルの回廊もみつかった。
 市は23日、発掘調査の成果を公開する現地説明会を開く。問い合わせは市地域遺産センター<電053(542)3660>へ。

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