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維新の激動伝える書簡初公開 磐田市歴史文書館、19日から

(2018/11/15 07:45)
大久保春野の明治2~3年頃の動向が分かる寄贈された書簡
大久保春野の明治2~3年頃の動向が分かる寄贈された書簡

 幕末に遠州地域の神職を中心に結成された民兵隊「遠州報国隊」の隊長格で、後に陸軍大将になった大久保春野(1846~1915年)宛ての書簡が、このほど大久保家から磐田市歴史文書館に寄贈された。19日から同館で一般公開される。木村弘之館長は「明治維新150年の節目に、激動の時代を今に伝える貴重な資料をお披露目できる」と喜んでいる。
 寄贈された書簡は全部で23点。その中から時代や内容が分かる一部が公開される。大久保春野(幼名・初太郎)は同市見付の総社の子として生まれ、遠州国学を学んだ。大政奉還後、官軍と旧幕府勢が争っていた1868年2月、尊皇の意思を持つ遠州報国隊として江戸に進む官軍に合流、戊辰戦争にも参戦した。
 書簡の差出人は、長州の兵学者大村益次郎の門下生や新政府関係者。報国隊解散後、大久保が旧幕臣から身を守るなどの理由で堀江提一郎と変名した時期の書簡が多い。尊皇攘夷の活動家や上野彰義隊隊士の名が記され、当時の緊迫した状況が垣間見える。同館では「新政府の役人として箱館戦争の降伏人護送役に就いた時期から、大村の推薦でフランス留学する直前の明治2~3年頃の書簡」とみている。
 木村館長は「詳細が不明だった維新直後の大久保を知る手がかりになる非常に価値ある資料。今後さらに深く掘り下げて調べたい」と話した。公開は19~26日の平日のみ。午前9時~午後4時半。問い合わせは同館<電0538(66)9112>へ。

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