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由比の魅力、映画化へ 地元主婦が脚本 静岡・清水区

(2018/11/8 17:00)
脚本を書き進める竹島秀子さん=10月中旬、静岡市清水区由比東山寺
脚本を書き進める竹島秀子さん=10月中旬、静岡市清水区由比東山寺

 静岡市清水区由比地区を舞台にした映画の製作が進んでいる。脚本を手掛けるのは同地区在住の主婦で、静岡県ふじのくに芸術祭のシナリオ部門で入賞経験のある竹島秀子さん(68)。「地元の良さを内外の人に発信したい」と話している。
 作品は由比でサクラエビの漁師として働く男性とその妻を主人公に、夫婦の間で生じた確執と再生を描いた人間ドラマ。山田洋次監督に師事し、人気映画「釣りバカ日誌」やテレビドラマの脚本家として活躍した関根俊夫さん(64)=東京都=がメガホンを取る。
 竹島さんは58歳で市内のシナリオ教室に通って脚本を学び始め、県ふじのくに芸術祭のシナリオ部門で、入賞や入選を果たすなど精力的に活動してきた。「自分のシナリオが映像化されるなんて夢のよう」と感慨深げ。
 当初は不安と重圧を感じたというが、書き進めるうちにスクリーンに映る映像や観客を意識して構成を練るようになった。関根監督と議論を重ね、書き直しも繰り返してきた。「映像がどれだけ美しいか、迫力があるか、いかに動きで感情を表現できるかが肝心」と映画脚本の難しさを語る。
 関根監督との出会いはことし3月。同市清水区蒲原や富士市を舞台に関根監督が製作した映画「シャンバラ」に、竹島さんがエキストラとして参加したことで知り合った。竹島さんの作品を読んだ関根監督が新たな映画の脚本執筆を依頼。竹島さんは5月から本格的に執筆を始めた。
 初稿は10月中に完成した。今後は初稿を配役予定の俳優に見せながら人選を進める。撮影は来春のサクラエビ漁に合わせて始める予定。関根監督は「海外の映画祭に出品できる質の高い映画にしたい」と話す。
 竹島さんは「地元住民が当たり前と思っている由比の良さを再認識してもらうきっかけになれば」と映画への思いを語った。

 <メモ>映画は2020年の公開を目指している。静岡、東京、神奈川の3都県で公開し、順次、全国公開する。プロデューサーは東京都の製作会社「ティー・アーティスト」の浅野博貴社長が担当し、製作は同社が手掛ける。浅野社長はこれまで、映画「64」などでプロデューサーを務めた。

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