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武田信玄の駿河侵攻激戦地、花沢城跡を調査 焼津市、構造解明へ

(2018/10/11 08:51)
発掘調査が進む堀切跡を本丸側の曲輪跡から見学する市民ら=焼津市
発掘調査が進む堀切跡を本丸側の曲輪跡から見学する市民ら=焼津市
「諸国古城之図」に掲載されている花沢城(駿河花沢)。堀切で隔てられた本丸と二の曲輪を結ぶ橋が描かれている(浅野文庫・広島市立中央図書館蔵)
「諸国古城之図」に掲載されている花沢城(駿河花沢)。堀切で隔てられた本丸と二の曲輪を結ぶ橋が描かれている(浅野文庫・広島市立中央図書館蔵)

 焼津市は10日までに、戦国時代、武田信玄の駿河侵攻時に激戦地になったとされる花沢城(同市高崎地区)の城跡発掘調査を始めた。駿府に館を置いた今川方の「西の守り」として重要な拠点だったと考えられるが、城の詳細は分かっていない。市は調査で城の構造を解明し、歴史的景観を楽しめる観光地として整備する考え。
 花沢城跡は高草山南東部に位置する標高約140メートルの独立丘陵上にある。山全体を使った設計跡が確認でき、頂上部には、本丸があったとみられる一の曲輪(くるわ)や、敵の侵入を防ぐための堀切の跡が残っている。
 本年度はこの堀切跡を中心に調べる。幅約17・5メートル、一の曲輪から深さ約4・2メートルあり、今川氏の城の中では大規模な構造。当初の正確な形状を確認するほか、江戸時代初期に集成された「諸国古城之図」に記載がある堀切上の橋の存在を確かめる。
 周囲の倒木や雑木も取り除き、見学しやすいようにする。担当者は「来訪者が歴史を感じてもらえるように整備したい」と話す。本年度の調査成果を踏まえ、来年度以降の調査、整備方法を検討する。
 20日に一般向け見学会を開くほか、随時、現地見学会を開催する。問い合わせは市歴史民俗資料館<電054(629)6847>へ。

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