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ベテラン女性、準備支える 掛川大祭、24年ぶり「大名行列」

(2018/10/4 08:35)
地元の高校生らに化粧の直し方を指導する秋桜会のメンバー(右から2人目)=9月下旬、掛川市西町
地元の高校生らに化粧の直し方を指導する秋桜会のメンバー(右から2人目)=9月下旬、掛川市西町

 掛川市中心部で3年に1度開かれる「掛川大祭」(5~8日)で、同市西町の余興「大名行列」が24年ぶりに復活する。裏方の不足などで途絶えていたが、女子高校生らが担い手を引き受けた。実体験のない若者たちに対し、ベテランの女性が化粧や着付けを連日、指導している。祭り本番に向け、メンバーは「地域みんなで若い世代につなぎ、伝統を守りたい」と意欲を高める。
 大名行列は江戸時代の藩の行列を模した三大余興の一つで、行列に必要な人数は70人。これまでは数十人の縮小版で行っていた。今年は伝統に倣った形で、7、8日に市街地で繰り広げられる。
 行列に並ぶメンバーに加え、重要なのが化粧や着付けなどを担う裏方の女性の役割。女性らは20人以上の奴(やっこ)に早朝から化粧を施し、汗で化粧が崩れた際はすばやく直す。
 9月下旬、西町公会堂には着付けを担当する地区婦人会や、化粧を担当する地元の秋桜会メンバーに加え、高校生や新しく西町地区に嫁いできた女性らが集った。
 秋桜会のメンバーは歌舞伎の「花奴(やっこ)」を模した隈(くま)取りを施す流れやポイントなどを解説した。婦人会のメンバーは奴の腰に巻く「しごき」と呼ばれるしめ縄の巻き方やバランスを説明した。
 秋桜会メンバーの大矢華織さんは「町のみんなでやり遂げる感動をつなぎ、新しく町に来た人に祭りを通じて『西町の人』になってもらいたい」と思いを巡らせた。
 初めて裏方を務める小笠高3年の大橋栞さん(17)は「父が長く奴をやっていた。本格的に自分の番が回ってくる前にできるようにしたい」と笑顔を見せた。

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