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浦川歌舞伎、22日公演 児童ら稽古追い込み 浜松・天竜区

(2018/9/21 07:40)
浦川歌舞伎の一幕の練習をする出演児童たち=18日、浜松市天竜区の旧浦川中体育館
浦川歌舞伎の一幕の練習をする出演児童たち=18日、浜松市天竜区の旧浦川中体育館

 浜松市天竜区佐久間町浦川に残る「浦川歌舞伎」の公演が22日、同町の旧浦川中体育館で開かれる。1989年に住民有志らが結成した保存会が町の急速な人口減少や少子高齢化の逆境の中、継続してきた公演は今年で30回目。メンバーは節目の舞台を「観客と役者の双方が浦川歌舞伎の価値と魅力を感じる場にしたい」と追い込み稽古に励んでいる。
 「問われて名乗るもおこがましいが、生まれは遠州浜松在」
 子どもたちが特設舞台で、はつらつとせりふを響かせる。披露する4幕のうち「白浪五人男 稲瀬川勢揃いの場」は市立浦川小の児童が演じるのが恒例。女の子も男役で登場し、小気味良い大見えを切る。大人も愛知県の歌舞伎講師の指導を仰ぎ、芸を磨く。
 浦川歌舞伎は、1858年に浦川での公演中に病死した江戸の名歌舞伎役者・尾上栄三郎をしのぶ目的で始まった。昭和に一度歴史が途絶えたが、保存会が再び火をともした。
 会員は現在約30人。発足当時からの会員は広野勝也会長(74)を含め2人で、多くは40、50代の地域の“若手”。広野会長は「次の担い手を生みたい。児童には成長した後、また舞台に上がるため浦川に帰ってきてという願いを託している」と言葉に力を込める。
 近年では、会員維持や活動費用の工面などで苦労が増えているという。浦川歌舞伎に目の肥えた地元高齢者らの練習参加や来場も少なくなっている。広野会長は「県内外のファンや多くの住民に見てほしい。そして会を応援してほしい」と話す。

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