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西伊豆・潮かつお食文化「貴重」 スローフード協会が製法見学

(2018/8/25 09:38)
写真などを用いて潮かつおの製造方法を解説する芹沢安久副代表(左)=24日午前、西伊豆町田子
写真などを用いて潮かつおの製造方法を解説する芹沢安久副代表(左)=24日午前、西伊豆町田子

 地域に根付いた食や文化を国内外に向けて継続的に発信し、地域を活性化させる取り組みを展開するスローフード協会(本部イタリア)の海外関係者が24日、西伊豆町を訪れた。同町田子地区だけに伝承され、同協会が世界で貴重な食材であることを認める「アルカ(味の箱舟)」に県内で唯一登録された郷土保存食「潮かつお」の製造工場などを見学した。
 一行は、漁業経済や漁村を研究する米国と韓国の研究者ら3人。潮かつおと日本の伝統製法「手火山焙乾」でかつお節を製造するカネサ鰹節商店では、芹沢安久副代表がカツオをさばいたり、写真を用いたりして製造過程を解説した。
 芹沢さんは魚の内臓は塩辛に加工し、頭や骨は肥料に再生利用することを説明した上で食材を無駄にしない大切さを強調した。同地区には正月の縁起物として潮かつおを玄関先や神棚につるして飾り、家族繁栄などを祈願する風習があることなども紹介した。
 米カリフォルニア大のウェブ・ステファニー環境学研究員は「地域の伝統的な食や製法は貴重であり、町のPR材料になる。食材を無駄にせず、できる限り有効活用する考え方は素晴らしい」と話した。
 同協会は世界160カ国に支部があり、今年2月に県内で初となる富士山支部が設立された。

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