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なまこ壁の町、着物で散策を 松崎、新たな観光戦略

(2018/8/23 08:05)
着物や浴衣を着てなまこ壁の風情ある町並みを歩く関係者=松崎町松崎
着物や浴衣を着てなまこ壁の風情ある町並みを歩く関係者=松崎町松崎

 松崎町は、町の文化的資産の建築様式「なまこ壁」を生かした新たな観光誘客戦略に乗り出す。観光客らが着物や浴衣を着て、なまこ壁の風情ある町並みを散策するイベントなどを開催。写真投稿型アプリや会員制交流サイトへの投稿を呼び掛け、参加者になまこ壁の魅力発信を担ってもらう。和装にも着目。使用しなくなった着物や浴衣を寄付で募り、観光資源として有効活用する試みも始める。
 なまこ壁は火災が頻発した江戸時代に家財を守るために生まれた外壁で、白黒の格子模様が特徴。同町には明治から戦後ごろまでに200以上のなまこ壁建造物が作られた。近年は左官職人の減少や建物の老朽化が原因で現存のなまこ壁の保全が課題となっている。
 そこで、なまこ壁に関心を高めて次世代に継承しようと、町となまこ壁の保全活動に取り組む住民有志団体が第1弾として9月23日に散策イベントを企画した。なまこ壁が残る歴史的建造物を和装姿で巡り、魅力を感じてもらう。
 町の担当者は「若者を中心に和服を着る機会が減少している。和文化の融合を図る機会を創出し、和装を楽しみながらなまこ壁の魅力発信を図りたい」と話す。
 町では観光客らに無料に貸し出す着物や浴衣のほか、帯や履物、小物類の寄付を募っていく。イベント開催日以外でも希望者に着物などを貸し出していく予定。

 ■9月23日イベント 撮影スポットも
 松崎町などは9月23日、伊豆の長八美術館で開く「長八まつり」に合わせてなまこ壁散策イベントを開く。
 コースは約1・5キロ。伊豆文邸や中瀬邸などなまこ壁がある建造物を中心に、写真撮影できる各スポットを用意し、スタンプラリー形式で巡る。当日は寄せられた着物などの着付けサービスも行う。
 問い合わせは同町企画観光課<電0558(42)3964>へ。

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