静岡新聞NEWS

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • mixiチェック

壺形の人物埴輪出土 全国に例なく「独自発想か」 浜松

(2018/8/10 07:25)
郷ケ平6号墳から出土した人物埴輪。胴体がつぼのように丸みを帯びている=9日午後、浜松市役所
郷ケ平6号墳から出土した人物埴輪。胴体がつぼのように丸みを帯びている=9日午後、浜松市役所

 浜松市は9日、同市北区都田町の6世紀前半の前方後円墳「郷ケ平6号墳」で出土した人物埴輪(はにわ)3点が全国的に例のない壺(つぼ)のような形状をしていたと発表した。市文化財課の担当者は「埴輪の製法の広がりをたどる上で貴重な発見」と説明する。
 市は2013年に全長23メートルの6号墳の発掘調査を行った。周溝から見つかった6世紀前半の埴輪の破片を組み合わせ、円筒埴輪、朝顔形埴輪、人物埴輪など計69点を復元した。壺のような形状になったのは、このうちの人物埴輪3点。通常、人物埴輪の胴体は平たい形になるのに対し、3点は丸みを帯びた形になった。
 同課によると、出土した埴輪は表面が灰色に焼き上がっていることから、愛知県尾張地域を中心に広がった須恵器の製作技術を応用した埴輪の製法で作られているという。一方、壺のような形の胴体の人物埴輪は同地域に見られない特徴で、鈴木一有埋蔵文化財グループ長は「埴輪の製法が各地方に普及する中で、浜松周辺の工人が独自の発想で作ったのではないか」と推測する。
 市は復元した埴輪69点などを集めた企画展「グレーな埴輪たち」を9月8~11月4日まで、市地域遺産センター(北区引佐町)で開く。人物埴輪1点の速報展示も今月10日から同センターで開く。問い合わせは同センター<電053(542)3660>へ。

静岡芸能・文化の記事一覧

ニュースアクセスランキング

  • 読み込み中です・・・
静岡新聞データベース

SBSテレビチャンネル

YouTube
こどもみらいプロジェクト「おやこアットエス」
静岡新聞SBSスクープ投稿
静岡新聞モバイルサイト