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20歳許が新碁聖 静岡新聞社杯、井山六冠に

(2018/8/4 07:32)
第3局で井山裕太碁聖(右)を破り、碁聖を奪取した許家元七段=3日午後、大阪市の日本棋院関西総本部
第3局で井山裕太碁聖(右)を破り、碁聖を奪取した許家元七段=3日午後、大阪市の日本棋院関西総本部

 囲碁の井山裕太碁聖(29)に許家元(きょ・かげん)七段(20)が挑戦していた第43期碁聖戦(静岡新聞社主催)5番勝負の第3局は3日、大阪市の日本棋院関西総本部で打たれ、許七段が224手で白番中押し勝ちし、3連勝で碁聖を奪取、プロ入りから最速の5年4カ月で七大タイトルを獲得した。全七冠保持者の井山碁聖は一角が崩され、六冠に後退した。
 許新碁聖は台湾出身で、2013年に15歳でプロ入り。これまで、七大タイトル獲得の最速記録は伊田篤史八段の6年0カ月だった。20歳7カ月での碁聖獲得は、山下敬吾九段の21歳11カ月を抜き、同棋戦史上最年少。七大タイトルでは3番目の若さ。
 井山前碁聖は昨年10月の2度目の全七冠達成後、5タイトルを防衛したが、今期の碁聖戦で七大タイトルでは自身初のストレートで敗れ、六冠(棋聖、名人、本因坊、王座、天元、十段)となった。16年、最初の全七冠は三つ目の防衛戦となった名人戦で敗れ、保持日数は197日。今回は290日だった。
 終局は午後7時35分。持ち時間各4時間のうち、残りは共に1分。今回のタイトル獲得により、許新碁聖は4日付で八段に昇段。

 ■井山六冠後退「残念」 県内関係者ら、新世代に期待の声も
 囲碁の第43期碁聖戦(静岡新聞社主催)5番勝負第3局で、全七冠を独占していた井山裕太碁聖(29)から挑戦者の許家元七段(20)が初タイトルを奪取した3日、静岡県内では井山前碁聖の六冠後退を惜しむ声が上がる一方、“新星”の登場を喜ぶ声も聞かれた。
 静岡市葵区の碁会所「爛柯(らんか)」には市内の囲碁関係者が集い、インターネット中継で激戦を見届けた。八木勇県囲碁連盟会長(80)は「囲碁ブームをけん引し、碁聖戦で6連覇してきた井山さんが敗れたのは寂しいが、新世代の登場は頼もしい。今秋市内で開く公開模範対局に許新碁聖が来るのが楽しみ」と歓迎した。
 7月の県囲碁選手権で優勝し、公開模範対局で許新碁聖との対戦を予定している三沢健太郎さん(52)=浜松市北区=は「強力な若手が台頭しているので勝利には驚かなかった。今後も次々と期待の新星が現れるのでは」と期待した。

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