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過疎地に手作り“図書館” 浜松・春野に「まほろば文庫」誕生

(2018/8/1 08:06)
私財を投じ、地域住民憩いの読書スペース「まほろば文庫」を作った遠藤徹郎理事長=31日午後、浜松市天竜区春野町の同所
私財を投じ、地域住民憩いの読書スペース「まほろば文庫」を作った遠藤徹郎理事長=31日午後、浜松市天竜区春野町の同所

 過疎高齢化が進む浜松市天竜区春野町気田地区の人通りが減った商店街に8月1日、空き店舗を活用した住民手作りの“図書館”が誕生する。住民が憩いながら交流する場として「まほろば文庫」と名付けた。施設管理は住民がボランティアで担う。開設に当たり、関係者は「地区の介護施設にバスで通う高齢者が子どもらと交流しながら、待ち時間を快適に過ごせる場所にしたい」と思いを語る。
 まほろば文庫は、同地区で2012年4月に介護老人保健施設を開設した医療法人社団光久会の遠藤徹郎理事長(75)が発案。住みやすい場所という日本の古語の意味を名前に込めた。同地区の児童養護施設すみれ寮の乙部邦子施設長(61)に声を掛け、賛同する住民十数人とともに準備を進めた。約50平方メートルの木造平屋建物は元自転車・バイク店。内部を改装して書棚やエアコン、畳・椅子、囲碁セットなどを設置した。本は地域から有志が集めた。現在約千冊に上り、絵本や図鑑、百科事典、国内外の文学全集、推理小説のほか、旧春野町史もある。本の貸し出しはせず、建物内で読んで楽しむ。
 遠藤理事長は「春野地域ではバスの運行本数が減らされ、施設に通う高齢者が不便な思いをしている。図書館は川の向こうにあり子ども用の図書室もほしかった」と話す。
 初期投資費用は遠藤理事長が出費、建物借用料や光熱費、運営経費はすみれ寮が負担するほか、春野地区社協の助成金を活用する。
 月、水、金曜、第2・4日曜の午後1~5時に開所する。

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