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富士登山の「強力」歴史伝承 富士宮、最後の組合長寄贈

(2018/7/31 08:18)
強力時代に使用した道具の前に立つ岩見功さん=富士宮市立郷土資料館
強力時代に使用した道具の前に立つ岩見功さん=富士宮市立郷土資料館

 「最後の強力(ごうりき)」といわれる富士宮市東阿幸地の岩見功さん(92)が同市に寄贈した数々の資料を展示する企画展が9月9日まで、同市の市民文化会館内の市立郷土資料館で開かれている。
 強力は富士登山者の荷物を運び、道案内を担ってきた人たちで、江戸期から活動が確認されている。富士宮口の「富士山表口強力案内組合」の1934年の資料には、100人を超える強力の名前が記されている。5合目まで車での乗り入れが可能になるなど交通事情の変化により、その活動もブルドーザーでの運搬に取って代わった。
 岩見さんは45年ごろから同組合が解散した70年まで強力として活躍。最後の組合長を務めた。荷物を運搬するための背負子(しょいこ)や息杖など、長年活用してきた道具を展示している。案内客を記した帳簿や強力を依頼するはがきなど当時の様子を伝える組合資料が並ぶ。
 「山の日」の8月11日午前10時半から、担当学芸員による展示解説を行う。
 入館無料。午前9時~午後5時。問い合わせは同市文化課(埋蔵文化財センター)<電0544(65)5151>へ。

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