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「カミシバイ」本場日本で挑戦 8日、沼津で全国大会

(2018/7/2 07:47)
紙芝居を上演するフラビア・マリア・ウォルフォウィッツさん
紙芝居を上演するフラビア・マリア・ウォルフォウィッツさん
ユリア・クールマン・枝川さん
ユリア・クールマン・枝川さん

 沼津市で8日に開かれる「第7回ニッポン全国街頭紙芝居大会INぬまづ」(実行委員会主催)に、外国人紙芝居師が初めて参加する。大会公式サイトからエントリーした3人は「カミシバイ」の母国での上演を控え、胸を高鳴らせる。
 ブラジル・サンパウロ在住の美術教師フラビア・マリア・ウォルフォウィッツさん(56)は「紙芝居叔母(おば)さん」と名乗り、街頭や図書館でブラジルや日本の昔話を語っている。「ことしは日本からブラジルへの移民が始まって110周年。沼津の大会では移民をテーマにした自作紙芝居を披露したい」と意気込む。
 「ゆりぼん」ことユリア・クールマン・枝川さん(46)はドイツ・デュッセルドルフからの参加。2003年に留学先の金沢市で民話「桃太郎」の紙芝居を見て「迫力に魅せられた」という。日本の作品をドイツ語に訳し、自作のクイズも交えて現地で披露している。「沼津では先輩紙芝居師の上演を見て勉強する」と語った。
 大会にはほかに、メキシコ在住で紙芝居のイベントを手掛けるマリア・テレサ・ファルファン・ガルシアさん(46)も名を連ねる。
 01年から紙芝居の研究や実践講座を行う「紙芝居文化の会」(事務局・東京)には現在、47カ国・地域の約320人・団体が会員登録している。特にスペインやフランスなど欧州で上演が盛んという。担当者は「母国語が異なっても、物語を共にすることで生きる喜びを分かち合える」と紙芝居の教育的効果を力説する。
 沼津の大会は12年から毎年開催。後藤知彦実行委員長は「国際的な紙芝居コンテストとして、静岡市の大道芸ワールドカップ、浜松市の『いなさ人形劇まつり』と並ぶ催しに育てたい」と意欲を見せた。

 〈メモ〉「第7回ニッポン全国街頭紙芝居大会INぬまづ」は8日午前10時から午後4時まで、沼津仲見世商店街と沼津新仲見世商店街で開催。会場内6カ所でプロアマ37組が自慢の演目を披露し、観客の投票で大賞を決める。観覧無料。問い合わせは実行委員長の後藤さん<電090(1984)7626>へ。

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