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川端康成の魅力探る ゆかりの伊豆で文学イベント

(2017/10/9 09:16)
文学イベント「川端康成の伊豆」で行われた4人の作家と地元関係者による座談会=8日午後、伊豆市の修善寺生きいきプラザ
文学イベント「川端康成の伊豆」で行われた4人の作家と地元関係者による座談会=8日午後、伊豆市の修善寺生きいきプラザ

 長期の伊豆滞在を通じて「伊豆の踊子」などの作品を著したノーベル賞作家川端康成(1899~1972年)をテーマにした文学イベント「川端康成の伊豆」(日本ペンクラブ、伊豆市、河津町主催、静岡新聞社・静岡放送、サンフロント21懇話会共催)が8日、伊豆市の修善寺生きいきプラザで開かれた。
 同クラブ会長の作家吉岡忍さんが構成脚本を手掛けた川端の生涯を追う映像の上映、女優樹木希林さんの小説朗読、浅田次郎さんら4作家と地元の旅館関係者による座談会など多彩な演目を通じ川端の魅力を改めて探った。県内外から約500人が参加した。

 ■川端作品「偉大な基準」 作家ら座談会、演奏も
 伊豆市で8日開かれた文学イベント「川端康成の伊豆」では、作家らの座談会などで、伊豆に端を発する川端文学の現代に通じる普遍性を明らかにした。
 座談会は浅田次郎さん、下重暁子さん、野中柊さん、ドリアン助川さんの4作家と、「伊豆の踊子」の舞台になった河津町湯ケ野地区の旅館福田家おかみの稲穂照子さん、旅館白壁荘(伊豆市湯ケ島)当主の宇田治良さんが参加し、川端との出会いや作品の特徴を語り合った。
 浅田さんは「川端の文章は読んだ人が染まりやすい。小説家も同様で、いったん取り込んだ文体からどう離れるかが問われる。偉大な基準になる作家だ」と指摘した。オカリナ奏者古庄由喜子さん(富士市)、鍵盤楽器奏者シモヤマエイジさん(函南町)による川端をイメージしたオリジナル曲の演奏もあった。
 客席で耳を傾けた伊豆市の会社員女性(58)は「川端と伊豆との縁を詳しく知らなかったので身近に感じた」と語った。主催者の日本ペンクラブの吉岡忍会長は「参加者に生身の川端康成を受け止めてもらえた」と手応えを口にした。

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