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徳川―明治の連続性解説 静岡県立美術館・芳賀館長が退任講演

(2017/3/18 08:48)
退任記念講演で、徳川文化と明治文明の連続性について解説する芳賀徹館長=17日午後、静岡市駿河区の県立美術館
退任記念講演で、徳川文化と明治文明の連続性について解説する芳賀徹館長=17日午後、静岡市駿河区の県立美術館

 静岡県立美術館(静岡市駿河区)は17日、3月末で退任する芳賀徹館長の記念講演会を同館で開いた。芳賀館長は、明治初期に欧米を歴訪した「岩倉使節団」を題材に、徳川文化と明治文明の連続性について解説した。
 芳賀館長は岩倉具視を団長とし、1871年(明治4年)から2年半、欧米に赴いた岩倉使節団について、新政府と敵対していた佐幕派の人々が団員の半数近くを占めたとし、「旧幕臣を受け入れる寛容さが、明治近代化成功の大きな理由だ」と説明した。
 随行員だった久米邦武がまとめ、使節団の成果を国民に報告した「特命全権大使米欧回覧実記」についても言及し、「洋学や漢籍の教養を感じさせる文章で、明治以降の記録文学の金字塔。『徳川の平和』の下で蓄積された研究が背景になっている」と強調した。
 比較文化史が専門で、東大教授などを歴任した芳賀館長は2010年4月、第5代館長として就任した。17年度からは名誉館長に就く。

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