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俳人恩田さん(静岡)大臣賞 俳優橋爪さんも 16年度芸術選奨

(2017/3/9 08:30)
芸術選奨の文部科学大臣賞に決まり、喜びを語る恩田侑布子さん=静岡市葵区
芸術選奨の文部科学大臣賞に決まり、喜びを語る恩田侑布子さん=静岡市葵区
熱のこもった演技を披露する橋爪功さん(右)=2016年4月、伊豆市小土肥
熱のこもった演技を披露する橋爪功さん(右)=2016年4月、伊豆市小土肥

 文化庁は8日、芸術各分野の優れた業績を表彰する2016年度芸術選奨の文部科学大臣賞を、映画監督の庵野秀明さん(56)や落語家の桂ざこばさん(69)、漫画家の秋本治さん(64)ら18人に贈ると発表した。本県関係では俳人恩田侑布子さん(60)=静岡市葵区=と、伊豆市土肥地区で舞台を続ける俳優橋爪功さん(75)が選ばれた。新人賞は建築家の田根剛さん(37)ら10人と漫才コンビ「ナイツ」の計12人に贈る。14日に東京都内で贈呈式を開く。

 ■俳人・恩田侑布子さん 句作、誰かの胸に届けば
 俳人恩田侑布子さん(60)=静岡市葵区、SBS学苑パルシェ校講師=は、「周囲の支えのおかげであり、これからも頑張れという叱咤(しった)激励だと思って受けたい」と喜びを語った。
 受賞理由に挙げられた句集「夢洗ひ」は昨年、還暦を迎えるに当たり、「一区切りを付け、新たな出発をしたい」と発刊した。2008年から8年間の発表句1125句から自選の297句を掲載。章ごとに句の色彩を分け、全体として「絵巻物」のように仕上げた。
 「自分の心の赴くままに作りたい」と、特定の結社には属さずに活動を続けた。「1人ではあったが、出会いに恵まれ孤独ではなかった」。自分を包んでくれた静岡の自然と人々への感謝を込め、「夢洗ひ」を50代の総決算とした。
 俳句は想像力を育み、また、豊かにする。しかし、「今の日本人は想像力に欠け、言葉の背後にある余白を味わう文化が危機にひんしている」と感じる。自らが思春期に詩歌や俳句に救われたように、「誰かの胸に届き、苦しい時につぶやいてもらえたら」。人の苦しみや悲しみ、喜びに寄り添う句作へ一層の精進を誓った。

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