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浜松国際ピアノコンがモデル 直木賞「蜜蜂と遠雷」

(2017/1/20 07:45)
直木賞受賞を受けて特設コーナーで「蜂蜜と遠雷」を買い求める来店客=19日午後8時25分ごろ、浜松市中区の「谷島屋浜松本店」
直木賞受賞を受けて特設コーナーで「蜂蜜と遠雷」を買い求める来店客=19日午後8時25分ごろ、浜松市中区の「谷島屋浜松本店」

 直木賞に選ばれた恩田陸さんの作品「蜜蜂と遠雷」は浜松市で3年に1度開かれ、若手ピアニストの登竜門とされる浜松国際ピアノコンクールがモデル。19日、同コンクール関係者らから喜びの声が聞かれた。
 出版元の幻冬舎で作品を担当した常務執行役員の志儀保博さん(51)によると、恩田さんは2003年の同コンクールで18歳ながら最高位の2位となり、05年のショパンコンクールで1位に輝いたラファウ・ブレハッチさん=ポーランド=の活躍で浜松のコンクールを知り、作品の構想を進めたという。
 恩田さんは06年、09年、12年、15年の浜松国際ピアノコンクールで各10日間ほど会場のアクトシティ浜松に駆け付けた。「誰かに話を聞く取材スタイルではなく、ただただ会場に身を置き、予選、本選のピアノ演奏をひたすら聴いていた感じ」と志儀さん。制作は約12年間に及び、会場や街の雰囲気も取材が反映された。
 市文化振興財団のコンクール担当課長、伊藤渉さん(44)は受賞を「すごくうれしい」と率直に受け止めた。「審査員の心情など細かい描写が印象的。コンクールがどう描かれたかを市民の皆さんに知ってほしいし、幅広い層の方々にコンクールへの関心を高めてもらいたい」と語った。
 作品の表紙の装画を担当したのは同市のルネサンス・デザインアカデミーOBで、焼津市出身のイラストレーター杉山巧さん(34)。「装画は天才ピアニストの演奏から浮かぶ草原の情景をイメージした。受賞作に関わることができて光栄」と声を弾ませた。

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