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2018年9月7日【大自在】

(2018/9/7 07:42)

 関西に強風台風の爪痕が深く刻まれた中、きのう未明、最大震度7の地震が北海道を襲った。災害列島の住人を認知しながらも、繰り返される脅威に「地球よ、大丈夫か」と思ってしまう
 ▼台風被害の報道に心を痛め、眠りについたのではないか。北の大地が突然激しく揺れた。同時多発的な大規模な山崩れと土砂に埋まった家屋。陥没した道路に倒壊した店舗や住宅。広い範囲で被害が明らかになった
 ▼道内全域で停電し、暗闇の中で不安の一夜を過ごした。「明るくなって見たら、いつもの風景が全く変わっていた」。ぼうぜんと語る住民の声は震えていた。茶の間で見ていた自然の牙が、形を変えて向けられた。驚きと不安は想像に難くない
 ▼予報された気象災害ではない。震災は不意をついた。ライフラインが寸断され、インフラ機能はまひ。電力の復旧に1週間は要するという。列島の中に広大な孤立地域が出現したようなものだ。同規模の余震に警戒しながら、安否不明者の救出が急がれる
 ▼島根西部地震、大阪北部地震、西日本豪雨、逆走した台風12号に、県内で高波の犠牲者を出した台風20号、そして、強風と高潮の台風21号から2日後の今回の地震。今年に入って、列島の自然災害は息つく間がない
 ▼ハザードマップの確認と避難経路の熟知、率先避難者に従った行動、交通機関や事業所の早めの判断など、自助や共助が被害を最小限に抑えることを肝に命じたい。予測が難しい震災は家具の固定が欠かせない。被災は人ごとでないことを、再三の脅威は教えている。

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