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2018年2月12日【大自在】

(2018/2/12 07:25)

 ▼気分転換に県西部にある自宅前の畑で休日農業を始めてほぼ10年になる。単身赴任で土に触れるのは週に一、二度だが、高齢の今も健康で仕事が続けられるのは、無数の微生物が宿る土の力のおかげではないか、などとつい考えてしまう
 ▼この連休も春耕や草取りで畑を行ったり来たりした。畑に居ると、余計なことを考えなくなるから不思議だ。スコップで深々掘り起こした土はただの土くれではない。命育む土が気分をよくしてくれるのかもしれない
 ▼春は名のみでも菜花は少しずつ、丈を伸ばしている。畑近くの日当たりのいい場所では年明けからフキノトウが顔を出し、既に天ぷらでいただいた。静岡県を見渡せば、総じてそんな地域が多いのではないか
 ▼例年になく寒さが身にしむ年だからこそ、温暖な気候に恵まれた県だと改めて気付く。ただし、そういう住みやすさと、人口流出の問題は関係がないようだ
 ▼総務省が先日発表した昨年の人口移動報告では、本県は転出超過した40道府県の中で8番目に人数が多かった。2年前より改善したとはいえ、若者、とりわけ若い女性の流出が深刻だ。人口減少という国の流れは承知の上でも本県の人口流出が目立つのは「なぜ?」と、思う人もいよう
 ▼以前、研究機関などが都道府県や主要都市の住み良さ、幸福度ランクの調査をしたことがある。1位は福井県であり、福井市だった。高い持ち家率や子育て支援の充実などが理由にある。今は記録的な大雪に見舞われているが、雪に負けない魅力発信の知恵に学ぶ点もありそうだ。

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