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2018年2月6日【大自在】

(2018/2/6 07:25)

 ▼高度成長期、身近な大人たちの乗り物といえば大概自転車だった。当時、子ども用があったかどうか知らないが、小学生にとって大人用をどう乗りこなすかが大問題だった。夏休みなどしばしば親の自転車に乗って遊びに出掛けた
 ▼どんな方法でも自転車に乗らなければ遊びに参加できなかった。自転車が身近な乗り物であることは今も変わらない。かつていわゆるママチャリで通勤していた時期がある。ペダルを踏めば、四季の風情が体全体に染みわたった
 ▼家々の屋敷から伸びるハクモクレンや庭先からのぞくコメザクラ、街路樹のハナミズキ。通勤途上、可憐[かれん]な花々に心癒やされた記憶がある。この決定は県内の自転車愛好家にとって何よりの贈り物になるだろう
 ▼2020年東京五輪の自転車競技で最も注目されるロードレースは東京を出発し、小山町の富士スピードウェイにゴールすることが決まった。国際自転車連合がテレビ映りを意識し、富士山を背景に走るコースを要望していたといい、それが受け入れられたようだ
 ▼自転車競技はよく分からないが、毎年夏にフランスで開かれる長丁場のロードレース「ツール・ド・フランス」のテレビ映像を見ていると、背景の美しさに見とれてしまう。雄大な富士山が映れば、自転車競技に目の肥えた欧州のファンも満足するのではないか
 ▼本県では伊豆ベロドロームでトラック競技、日本サイクルスポーツセンターはマウンテンバイクの会場になる。“自転車の聖地”を目指す県は準備を急がねばなるまい。一過性に終わらせないよう。

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