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2017年11月4日【大自在】

(2017/11/4 07:25)

 ▼「まちは劇場」。小春日和のきのう、静岡市の繁華街を歩けば、そんなテーマがすっかりなじんでいた。国内外から100組を超えるアーティストが出場し、妙技とコミカルな演技で、拍手と笑顔に包まれた「大道芸ワールドカップin静岡」の演技ポイントをはしごしてきた
 ▼出場者の多くは普段、劇場やサーカスなどで目の肥えた客を前に演技を披露しているという。舞台を重ねて鍛えた絶妙の技に加え、旺盛なサービス精神が観客の笑いを引き出している。大道芸の真骨頂でもあろう
 ▼演技ポイントを回っているうちに、つい幼い頃見たサーカスの道化師ピエロの演技を思い出した。何年かに一度、回ってきたサーカスは娯楽の乏しかった当時、数少ない楽しみの一つだった
 ▼鮮やかな衣装の団員や筋肉もりもりの団員らの曲芸、空中ブランコ、猛獣ショーなどは緊張感いっぱいの夢の世界だった。ハラハラドキドキの気持ちを和らげてくれたのがピエロの振りまく笑いだった。わずかな出番の中で、いかに観客の笑いを取るか、客席の反応はどうか。喝采も真剣勝負の演技あってこそ、である
 ▼1992年以来、回を重ねる大道芸ワールドカップは今や観客動員数150万人を超える。駿府城公園には多くの売店が並び、縁日のような雰囲気も楽しい
 ▼通りや公園など市民に身近な場所が舞台となる大道芸は客席との一体感が魅力の一つだろう。一流のアーティストが出場するフェスティバルとの評価も定着してきた。でもアーティストより、やはり大道芸人と呼びたい。開催はあすまで。

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