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2017年9月29日【大自在】

(2017/9/29 07:36)

 ▼山あり、谷ありの人生で真価が問われるのは、やはり苦境に立たされた時だろう。仕事や人間関係が順調なうちは“ほころび”で済むが、守勢に回る間に深刻な状況に直面する。真の実力が試される時である
 ▼小池百合子東京都知事を代表に誕生したばかりの新党「希望の党」への合流を決めた民進党にはもはや踏みとどまる力さえ残っていなかったようだ。前原誠司代表は「名を捨てて実を取る」と強調したが、いささか力んでいたようにも映る
 ▼希望は合流ではなく、一人一人の考えを聞いて選別すると、早くも上から目線である。民進には組織と政党交付金はある。しかし、希望には政治家や政党にとって垂ぜんの的の小池氏という選挙に強い切り札がいる。これには勝てないということだろう。現実には小が大をのむ構図だ
 ▼結成間もない新党だが、野党の中では与党政権に対抗する位置を占めつつある。こうした政党再編の陰には仕掛け人あり、が常識だ。思い浮かぶのは、かつて自民党などで辣腕[らつわん]をふるった自由党の小沢一郎共同代表の存在である
 ▼そういえば、今月初め、羽田孜元首相の葬儀で友人代表として「もう一度政権交代を実現したい」と弔辞を読んだと本紙にあった。小池、前原両氏と会談していたことも明らかになった
 ▼能弁ぞろいの政治家の中でどちらかといえば、とつ弁に近い。仏頂面ともいわれるが、その分すごみが伝わってきた印象がある。「数は力なり」を背景に力を発揮してきた政治家だけについ想像してしまう。実際はどうだったのか。興味は尽きない。

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