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診察室

診察室「歯周病と診断、治療は必要?」(2019/12/1 11:17)
静岡県歯科医師会生涯研修部員 鈴木美穂
静岡県歯科医師会生涯研修部員 鈴木美穂

42歳女性。健診で歯周病と言われました。痛みもありませんが、治療は必要でしょうか。歯磨きをしていれば大丈夫ですか。

 ■かかりつけ医で定期メンテナンスを

 【答】歯周病は歯と歯ぐきの境目に細菌性の歯垢[しこう](プラーク)が蓄積し、歯ぐきが炎症を起こして赤くなったり、腫れたりしますが、痛みはほとんどありません。そのため、自分では気がつきにくい病気です。重症化すると歯を支える土台の骨が溶けて歯が動くようになり、最終的には歯を失ってしまいます。


 歯周病の進行には、個人差があります。口の中の清掃状態や、遺伝的疾患、代謝性疾患、血液疾患や糖尿病、骨粗鬆[しょう]症、喫煙、歯ぎしり、ストレスなどが影響してきます。

 歯周病の予防と治療は、プラークや歯石を除去することです。患者さん自身が行う毎日の正しいブラッシングでの清掃と、歯科医師や歯科衛生士によって行われる歯と歯ぐきの境の溝の内の清掃。どちらが欠けても進行してしまいます。また、歯周病の細菌は、血液中に侵入して、血液の流れに乗って全身の健康状態に影響を及ぼします。具体的には、糖尿病や心臓病(感染性心内膜炎、狭心症、心筋梗塞)、誤嚥[ごえん]性肺炎、リウマチ、骨粗鬆症や、早産・低体重児出産との関係が報告されています。

 しっかりとサポートしてくれる、かかりつけの歯科医院で治療をして、定期的にメンテナンスを受けて下さい。口の健康を保つことは、全身の健康維持につながります。(静岡県歯科医師会生涯研修部員 鈴木美穂)

 ※静岡新聞2019年11月19日夕刊掲載


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