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診察室

診察室「銀歯や差し歯の持ちは?」(2019/11/17 13:26)
静岡県歯科医師会生涯研修部員 縣秀樹
静岡県歯科医師会生涯研修部員 縣秀樹

53歳女性。しばらく歯科医院に行っていないので、昔入れてもらった銀歯が悪くなっていないか心配です。痛みはないのですが、舌で触ると引っかかるような感じがあり、少し臭うような気もします。銀歯や差し歯は、どのくらい持つものですか。

 ■5年で2~3割 再治療必要
 【答】一般に銀歯と呼ばれている修復物には、インレー(部分的な詰め物)やクラウン(全体のかぶせ物)などの鋳造修復物と、現在はほとんど使われていないアマルガム(水銀と他の金属との合金)の2種類があります。

 鋳造修復物はセメントで歯に装着して使用するため、長期の使用などでセメントが劣化してくると、歯との間に隙間ができて汚れがたまりやすくなります。汚れがたまってむし歯ができてしまうと、「しみる」「痛い」といった不快症状が出てきたり、修復物が取れてきたりします。舌に引っかかるような感じがあって、臭いもあるようでしたら、歯科医院で早めにチェックしてもらうのがよろしいかと思われます。

 持ちに関しては、インレーとクラウンに大きな差はなく、5年経過すると再治療が必要なケースが2~3割、10年経過で3~5割と報告されています。差し歯(前歯のかぶせ物)の持ちも基本的に同じです。再治療の原因は主にむし歯と脱落のため、定期的に歯科を受診してブラッシング指導や歯石の除去、かみ合わせのチェックを受けている人ほど長持ちしやすい傾向にあります。

 一方、銀歯がアマルガムの場合にはかなり古い治療の可能性がありますので、特に症状がなくても、問題がないか歯科医院で確認してもらいましょう。検診で異常がなければそのまま使ってよいでしょうし、異常があれば早めの治療がおすすめです。(静岡県歯科医師会生涯研修部員 縣秀樹)

 ※静岡新聞2019年11月12日夕刊掲載


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