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診察室

診察室「尿漏れ、頻尿、セカンドオピニオンすべき?」(2019/11/17 13:22)
聖隷浜松病院泌尿器科部長 米田達明
聖隷浜松病院泌尿器科部長 米田達明

63歳女性。尿漏れを経験後、頻尿になり、1時間に1回のペースでトイレに行く日があります。近所の診療所で尿検査をした結果、過活動膀胱[ぼうこう]と診断され、ビベグロンを処方されました。尿検査のみで診断されたことが不安です。また薬をどのタイミングで、いつまで飲めばいいかも分かりません。セカンドオピニオンを選択すべきでしょうか。

 ■毎日内服、改善なければ考慮を
 【答】尿漏れや頻尿はつらい症状の一つですね。尿漏れは大きく三つのタイプがあり、▽咳[せき]やくしゃみの時に漏れる「腹圧性尿失禁」▽膀胱壁の過緊張により頻尿や尿漏れを生じる過活動膀胱による「切迫性尿失禁」▽常にだらだらと尿が漏れる「持続性尿失禁」-に分類されます。

 今回は1時間ごとの頻尿を伴う尿失禁で咳などの誘因がないため、尿検査で異常がなければ、診療所で診断された過活動膀胱の可能性が高いと思います。そのほかの検査として、腹部エコーで膀胱腫瘍の有無や残尿の無いことを確認してもらった方が良いでしょう。

 薬物療法では以前は抗コリン薬が主流でしたが、口渇や便秘などの副作用が比較的多くみられ、最近は今回処方されたビベグロンのような薬が処方されることが多くなりました。このような薬は症状の強い時に内服するのではなく、血圧の薬と同様に毎日の内服が必要ですが、症状が安定すれば中止することも可能です。内服しても症状の改善がみられない場合は、泌尿器科クリニックや総合病院(セカンドオピニオン)を考慮しても良いと思います。(聖隷浜松病院泌尿器科部長 米田達明


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