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診察室

診察室「ポリープ良性だが心配」(2019/11/17 13:09)
聖隷浜松病院消化器内科部長 細田佳佐
聖隷浜松病院消化器内科部長 細田佳佐

75歳女性。個人病院で胃カメラを撮りました。ポリープが大きくなっていて総合病院に紹介されました。総合病院でも同じ検査をし、良性だと分かったため、結果的に1年後にまた検査をしましょうということになりました。もっと大きくなると困るし、がんになったら...と心配です。ポリープを小さくする薬など治療法はありますか。

 ■引き続き定期的な経過観察を
 【答】胃の良性のポリープの大部分は「胃底腺ポリープ」、もしくは「過形成性ポリープ」と呼ばれる種類のものです。

 「胃底腺ポリープ」は、ピロリ菌のいないきれいな胃を持つ方から発生することが多く、がんになることはほぼないとされ、放置しても問題ありません。「過形成性ポリープ」をお持ちの方の胃は、大部分(75~100%)にピロリ菌が住んでいて、1週間ほど薬を内服する「ピロリ菌除菌治療」でポリープが縮小、または消失することが知られています。「過形成性ポリープ」も様子を見ていてもほとんど問題はありませんが、1~3%程度の確率で将来がんが出てくるとされていますので、だんだん大きくなってくる場合や、大きさが2センチ以上あるもの、貧血や出血の原因になっている場合は、内視鏡を使って切除することが勧められています。

 ご質問の内容から、「過形成性ポリープ」の可能性が高いと考えられますが、先生のアドバイスの通り、引き続き定期的な経過観察をお勧めします。次回受診の際には先生に▽ポリープの種類▽大きさ▽ピロリ菌の有無-を確認していただけると、より安心できるかと思います。(聖隷浜松病院消化器内科部長 細田佳佐)

 ※静岡新聞2019年10月15日夕刊掲載


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