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診察室

妊娠中の歯科治療が心配(2019/8/20 14:32)
静岡県歯科医師会生涯研修部員 園田正敏
静岡県歯科医師会生涯研修部員 園田正敏

 28歳妊婦です。市から妊婦検診の通知が来て歯科医院を受診したところ、虫歯と歯周病があるとの指摘を受けました。妊娠中の治療について不安があるのですが、大丈夫でしょうか。



【答】
■トラブル増える時期、安心して受診を


妊婦さんも、もちろん治療が受けられます。妊娠中の口の中は、虫歯菌や歯周病菌が増えやすい条件がそろうので、歯が痛み出したり、歯茎が腫れたりする方が少なくありません。また赤ちゃんへの影響を気にするあまり、受診を躊躇[ちゅうちょ]している間に悪化させてしまうことがあります。

 治療時に使用する麻酔薬や飲み薬、レントゲンの被ばく量が気になると思います。歯科治療で一般的な麻酔薬は、分娩[ぶんべん]や帝王切開の時でも使われ、妊娠全週で問題なく使用できます。通常量でも全く問題ないとされています。

 飲み薬は、妊娠中にも比較的安全性が高いとされているものを必要最小限処方します。

 歯科のレントゲン撮影は、隠れて見えない場所の虫歯や歯周病を把握するためにとても重要な検査です。口全体を撮影するパノラマ撮影の放射線量は0・01マイクロシーベルト、数歯を詳しく撮影するデンタル撮影は0・008マイクロシーベルトです。産婦人科診療ガイドライン2014では「50マイクロシーベルト未満の放射線量であればお腹の赤ちゃんへの影響と被ばく量との間に関連はない」とされています。

 妊娠初期や分娩間近は応急処置にとどめることが多いですが、妊娠中期は外科処置を含む一般的な歯科治療が受けられます。安心して受診してください。




★ この記事を書いた先生 ★
静岡県歯科医師会生涯研修部員 園田正敏



★ 出典 ★
静岡新聞夕刊「診察室」(2019年08月13日)



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