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診察室

口内炎とがんの関係は(2019/6/22 11:04)
静岡県歯科医師会生涯研修部員 大沢博己
静岡県歯科医師会生涯研修部員 大沢博己

 50歳女性。女性タレントが舌がんを公表しました。記事を拝見したところ、当初は口内炎という診断で、しばらく治療を続けていたということです。口内炎がよくできる場合、がんになる可能性はあるのでしょうか?



【答】
■長期に違和感続いたら受診


 まず、腫瘍には良性と悪性のものがあり、がんは悪性腫瘍に含まれます。口の中にも様々なタイプの腫瘍ができますが、基本的に歯以外の全ての場所に発生すると思ってください。腫瘍については、一般的に年齢が高く、また男性の発生頻度が高い傾向にあるようです。そして、発生場所で最も多いのが舌です。

 口腔[こうくう]がんは、発生する原因がはっきりと特定されていません。ただし、これまでの研究で、飲酒や喫煙などのほか、合わない入れ歯や尖[とが]った歯などが、長期間舌や粘膜に当たることでも、がんになる可能性があることが分かっています。

 口内炎はビタミン不足やストレス、薬の副作用などで発生します。通常の口内炎であれば2週間ほどで症状が消えることが多いので、このような場合はそれほど気にする必要はありません。しかし、口内炎が長期化しているときは、前述のような刺激を受けていたり、既に初期のがんになっていたりする可能性があります。

 口腔がんという病気は、色や形も様々で、口の中を見ただけで判断することはできません。ある程度は経過を観察し、疑いが強くなった場合に、専門の医療機関に検査を依頼することが一般的です。当たり前のことですが、やはり早期発見が重要です。口の中に違和感を覚えたら、早めにかかりつけの先生に診てもらうことをお勧めします。




★ この記事を書いた先生 ★
静岡県歯科医師会生涯研修部員 大沢博己



★ 出典 ★
静岡新聞夕刊「診察室」(2019年5月28日)



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口腔 がん


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