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診察室

背骨が曲がり、歩行も苦痛(2018/6/26 11:00)
浜松医療センター整形外科医長 小林祥
浜松医療センター整形外科医長 小林祥

69歳の女性。9年ほど前から背骨が片側に曲がり始めました。昨年、整形外科で「後天性側弯[そくわん]症」と言われました。最近は腰や足に痛み、しびれがあり、歩くことや立ち仕事が苦痛になってきました。体の変形も目立つようになりました。手術をした方がいいでしょうか。また、手術した方が良い場合、早めに受けた方が良いのでしょうか。



【答】
■手術について早期に主治医と相談


 後天性側弯症とは、生まれた時には背骨の異常や横への弯曲(側弯)がなかったけれども、生活を送るうちに側弯が出現して、背中や腰の曲がり、痛みをきたす病気です。背骨の弯曲が強いと息苦しさや息切れ、食事の時に胸焼けなどがでることがあります。

 ご相談を寄せられた方は、最近は歩くことや立ち仕事が苦痛になってきたとのことですので、まずは飲み薬や注射、装具(コルセット)の着用などの治療を考えます。しかし、外見上で体の変形も目立つような側弯症に対しては、薬や装具などの治療はなかなか効果がありませんので、その場合は手術治療についても主治医に相談されることをお勧めします。

 年齢を重ねると、通常は側弯の変形が進み、体力も落ちて手術を受けた際の合併症が生じる可能性が高くなりますので、手術について相談する時期はなるべく早い方が良いでしょう。

 主治医と相談して、側弯手術ができる病院・専門医を紹介していただくのが良いと思います。また、手術には利益と不利益がありますので、専門医から納得のいく説明を十分に受けてから手術を受けるかどうかを決めるという心構えが大切です。




★ この記事を書いた先生 ★
浜松医療センター整形外科医長 小林祥



★ 出典 ★
静岡新聞夕刊「診察室」(2018年6月19日)



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