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診察室

発疹ないのに全身かゆい(2018/6/11 16:00)
浜松医大皮膚科病院講師 島内隆寿
浜松医大皮膚科病院講師 島内隆寿

71歳の女性。そう痒[よう]感に悩んでいます。皮膚にはなんの異常もないのにかゆみがあります。かきむしって、血が出るまで続けてしまいます。当初は手の届く範囲でしたが、ここ1カ月は背中や首の後ろ、尻などに広がり、「孫の手」でかいています。全身傷だらけで困っています。



【答】
■乾燥が原因か、皮膚科を受診


皮膚に何の発疹も出現していないのに、全身の皮膚がかゆい状態であると推測されます。このような状態を皮膚科医は皮膚そう痒症、特に全身に認められていますので、汎発[はんぱつ]性皮膚そう痒症と診断しています。一般の皮膚科外来では比較的多く見受けられます。

 汎発性皮膚そう痒症の原因として多いのは、皮脂欠乏症、いわゆる乾燥肌です。この場合は、しっかりと保湿することが治療になります。

 一方、肝臓病、腎臓病、糖尿病、悪性腫瘍などの基礎疾患に伴う場合や、普段から内服している薬による副作用が原因の場合もあります。

 まずは皮膚科を受診し、かゆみを止める抗ヒスタミン薬の飲み薬、ステロイド軟こうと保湿剤による外用治療を受けます。症状の改善が乏しければ、必要に応じて精密検査を実施することになります。血液検査やエックス線(レントゲン)検査、場合によってはCT検査などの画像評価を実施する場合もあります。




★ この記事を書いた先生 ★
浜松医大皮膚科病院講師 島内隆寿



★ 出典 ★
静岡新聞夕刊「診察室」(2018年6月4日)



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皮膚 かゆみ 乾燥


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