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診察室

キシリトールでむし歯予防?(2017/12/26 15:51)
静岡県歯科医師会生涯研修部員 高田博史
静岡県歯科医師会生涯研修部員 高田博史

キシリトール入りのガムやタブレットがたくさん売られていて、CMでもよく耳にします。キシリトールはむし歯の予防効果があるって本当ですか。



【答】
■歯みがきが最重要、補助的に摂取


 キシリトールとは糖アルコールの一種で、代用甘味料です。天然由来のもので、多くの野菜や果物に含まれ、人の体の中にも存在しています。ガムやタブレットの甘味料として用いられるキシリトールは、人工的に作られます。

 キシリトールは、むし歯菌に取り込まれても酸を作り出せない糖です。むし歯の原因菌であるミュータンス菌の活動を弱める性質があるため、むし歯予防に効果があるといわれています。ミュータンス菌がショ糖を摂取すると、糖を分解して酸を作ります。それがむし歯の原因になります。ミュータンス菌はキシリトールを分解することができないので、酸を作り出すことができません。

 ミュータンス菌がキシリトールをどんどん取り込むと、働きが弱くなることも分かっています。そのため、長期的にキシリトールを摂取していると、ミュータンス菌の繁殖力が弱くなって、むし歯ができにくくなります。ある程度の量のキシリトールを毎日、継続的に取ることによって、口の中のむし歯菌が減少したという研究データもあります。

 ただ、キシリトールを摂取すればむし歯にならないわけでも、むし歯が治るわけでもありません。むし歯にならないために一番大切なことは、毎日のブラッシングをしっかりして歯垢[しこう]を取り除くことです。適切な歯みがきが汚れを一番効率的に落とすことができます。

 また、むし歯があったら早めに治療し、治療後もかかりつけの歯科医で定期的な検診を受ける▽規則的に食事を取って間食はあまりしない▽甘いものを食べ過ぎない▽規則正しい生活を送る、などが大切です。その上でキシリトールを補助的に取ることで、むし歯予防の効果が上がることが期待されます。




★ この記事を書いた先生 ★
静岡県歯科医師会生涯研修部員 高田博史



★ 出典 ★
静岡新聞夕刊「診察室」(2017年12月19日)



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