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診察室

長時間歩くと足にしびれ(2017/12/12 11:00)
静岡市立静岡病院整形外科科長 沢田智一
静岡市立静岡病院整形外科科長 沢田智一

71歳の男性。2年前から、歩き始めて10分ほど過ぎると両膝下にしびれが出ます。そのまま歩き続けると、しびれが増して歩けなくなります。10分休んでしびれがなくなるのを待ち、それを繰り返して歩いています。昨年、脊柱管狭窄症[せきちゅうかんきょうさくしょう]と診断され、服薬と理学療法士の指導を受けてストレッチや筋トレをしていますが改善しません。



【答】
■内服薬変更や注射治療を検討


 脊柱管狭窄症は背骨にある脊髄の通り道である「脊柱管」が加齢により狭くなり、神経が圧迫されることで腰や脚の痛み、しびれを生じる病気です。より重症になると筋力低下や排尿障害、排便障害を来すこともあります。

 治療としては神経の血流を良くする薬や神経痛を緩和する薬の内服、筋肉を鍛える運動療法、温熱療法などの物理療法などが行われます。さらに痛みの強い人や、先に挙げた療法が無効な人には注射での神経ブロック治療が行われます。これらの治療が無効の場合や重症の方には神経を圧迫している骨やじん帯を取り除き、脊柱管を広げる手術を行います。

 相談者の症状は、長い時間歩くとしびれがひどくなり、しばらく休むとまた歩けるようになる、「間欠跛行[かんけつはこう]」がみられています。既に薬による治療を受けられているため、主治医の先生と相談の上、内服薬の変更やブロック治療などを検討されてはいかがでしょうか。




★ この記事を書いた先生 ★
静岡市立静岡病院整形外科科長 沢田智一



★ 出典 ★
静岡新聞夕刊「診察室」(2017年12月5日)



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