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診察室

指しびれ45年、手術できるか(2017/9/19 11:00)
静岡市立静岡病院 整形外科主任科長 佐野倫生
静岡市立静岡病院 整形外科主任科長 佐野倫生

76歳の女性。45年前に出産してから、両手の親指から薬指までしびれています。当時、外科を受診してビタミンB12を服用しましたが、改善しませんでした。最近は起床すると指の感覚がありません。半紙の表裏は小指で確認しないと分かりません。手術をすれば治ると聞きましたが、どんな手術で、高齢でも可能でしょうか。

【答】
■高齢でも可能 「手外科」外来を受診

 出産後から、親指から薬指にしびれがあり、薬指のしびれが親指側だけであれば手根管症候群でまず間違いないと診断します。手根管症候群は中高年の女性に多く、夜間~明け方に強いしびれが、親指~薬指の親指側半分に出ます。進行すると、親指の付け根の筋肉の麻痺[まひ]が出現し、指先を使った細かい動作やツマミ動作がしにくくなります。通常ビタミンB12の内服で治療を始めますが、改善がない場合は手術を行います。

 筋肉の麻痺が完成する前の進行期までであれば、局所麻酔で15分くらいの日帰り手術(手根管開放術)で治療が可能です。筋肉の麻痺が進行している場合は、親指を使いやすくするための手術(母指対立再建術)が必要で、この手術は入院と術後のギプス固定が必要になります。

 いずれの手術が良いかは、診察と電気生理検査という特殊な検査が必要ですので、「手外科」外来を掲げている病院を受診することをお勧めします。年齢的な制限はありません。80歳を超えると、術後の神経の回復は遅くはなりますが、手術を受けて良かったと喜ばれる方がほとんどですのでご安心ください。

★ この記事を書いた先生 ★
静岡市立静岡病院 整形外科主任科長 佐野倫生

★ 出典 ★
静岡新聞 夕刊『診察室』 [2017年9月12日]


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整形外科 静岡市立静岡病院 佐野倫生

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