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診察室

抜歯後、隙間空いたまま(2017/9/5 9:00)
県歯科医師会 生涯研修部員 芹沢祥宏
県歯科医師会 生涯研修部員 芹沢祥宏

49歳の女性。以前、奥から2番目の歯を抜き、しばらくは隙間が空いて気になっていましたが、徐々に慣れて気にならなくなりました。通院時間が取れず、そのまま放置している状態ですが大丈夫でしょうか。

【答】
■顎関節に負担、早めに受診を


 放置しておくのは良くないので治療の必要があります。今のままでは、まず抜いた歯の前後の歯が抜いた歯の方に傾いてきます。続いて下の歯を抜いた場合は、かみ合う上の歯が挺出[ていしゅつ](突出)してきます。歯が移動することで正しくかみ合っていた位置からずれてしまい、かみ合わせも悪くなりますので、顎の関節に負担がかかり顎関節症の原因にもなります。

 歯が抜けたことにより、発音しにくくなったり、うまくかめなくなったりする他、見た目にも影響があります。

 歯が移動すると歯と歯の間が広くなることが考えられ、その隙間や傾いた歯の下に汚れがたまりやすくなります。そのため、虫歯、歯周病の原因にもなります。他にも頭痛、肩こり、耳鳴りなど、いわゆる不定愁訴を招くことも考えられます。

 歯が移動してしまった場合は治療が困難になります。傾いた歯に対する治療をしてから、抜いた部位に対する治療を行わなければなりません。つまり、矯正治療で傾いた歯を起こしてから治療を行います。

 傾いたままで治療すると、歯を削った際に歯の神経が露出しやすくなり、場合によっては神経を取ることもあります。さらに、かみ合う歯が挺出してしまった場合、その治療も必要になってしまいます。

 治療方法としては、ブリッジ、入れ歯、インプラントなどが考えられます。かかりつけの先生と相談し、ご自身の納得のいく治療方法で早めに治療されることをお勧めします。

★ この記事を書いた先生 ★
県歯科医師会 生涯研修部員 芹沢祥宏

★ 出典 ★
静岡新聞 夕刊『診察室』 [2017年8月29日]


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 県歯科医師会 芹沢祥宏

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