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診察室

食道がん、手術前の歯科受診必要か(2017/7/25 17:00)
県歯科医師会 県歯科医師会会員 望月亮
県歯科医師会 県歯科医師会会員 望月亮

食道のがんと診断を受け、1週間後に全身麻酔で手術を受けることになりました。ところが病院から、手術までにかかりつけの歯科医院を受診してくるよう指示されて戸惑っています。歯の治療どころではないのですが。

【答】
■術後の感染症予防などに効果
 大きながんの手術を控え、さまざまに揺れる気持ちをお察しします。病院がお願いしているのは「周術期口腔[こうくう]管理(周管)」と呼ばれるもので、あなたの手術を、そしてがんの治療を成功させるためにとても大切なステップなのです。

 全身麻酔を受ける際は、患者さんの気管に呼吸のためのチューブを挿入します。口の手術でなくても、ほとんどあらゆる全身麻酔は患者さんの口を触る操作から始まるのです。そのため、口の衛生状態が悪い方やグラグラした歯のある方は、がんの手術がうまくいっても術後に呼吸器感染を起こしたり、傷の治りが悪くなったりします。ことに食道がんでは、口のケアをしっかり行って手術に臨んだ方がより良い手術成績が得られることが分かっています。

 実はこの周管は本県から提唱されたのが始まりです。今は亡き一人の病院歯科医の献身的な運動が全国的に認められ、制度として確立しました。手術に臨むがん患者さんを、病院と地域の歯科医院が連携して応援するこの運動をどうぞご理解ください。不明な点はかかりつけ歯科医院、および県歯科医師会にお問い合わせください。


★ この記事を書いた先生 ★

県歯科医師会 県歯科医師会会員 望月亮
★ 出典 ★

静岡新聞 夕刊『診察室』 [2017年7月25日]
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がん 県歯科医師会 望月亮

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