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診察室

春になると尻周辺に湿疹(2017/7/4 17:00)
浜松医大 皮膚科助教 青島正浩
浜松医大 皮膚科助教 青島正浩

78歳の女性。3~4年前から尾骨の周りにブツブツができます。痛くもかゆくもないですが、皮膚科で湿疹との診断を受けました。朝夕2種類の塗り薬を処方されました。毎年春になると出ますが、場所柄、受診をためらっています。完治はしないと医師に言われました。原因は何ですか。再発しないよう注意することはありますか。

【答】

■乾癬か、症状に応じた治療継続
 乾癬[かんせん]ではないでしょうか。尋常性乾癬ではカサカサとした丸く赤い斑点が、肘や膝などの衣類とこすれる部位や、頭部、臀[でん]部を中心にでき、かゆみを伴うこともあります。皆が春に悪化するわけではなく、季節による変化は人それぞれです。

 乾癬では尋常性乾癬の他、関節リウマチのように関節が痛くなるタイプ(関節症性乾癬)や、小さいうみが出て発熱を伴うタイプ(膿疱[のうほう]性乾癬)もあります。乾癬の原因はまだ十分に解明されていませんが、体質的な要素に加えストレスや喫煙、高カロリーの食生活などが影響するといわれ、メタボリック症候群の方は乾癬になりやすい傾向があります。

 治療にはステロイドと活性型ビタミンD3という2種類の塗り薬が有効ですが、症状が広範囲の場合には紫外線治療や乾癬専用の飲み薬も用いられます。さらに重症の方に対しては生物学的製剤と呼ばれる点滴や注射の薬も使用しています。

 なかなか完治しにくい皮膚病ではありますが、適切な治療を受けることをお勧めします。

★ この記事を書いた先生 ★

浜松医大 皮膚科助教 青島正浩
★ 出典 ★

静岡新聞 夕刊『診察室』 [2017年7月4日]
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