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診察室

頭皮のふけ、かゆみ繰り返す(2017/6/6 17:00)
浜松医大 皮膚科助教 龍野一樹
浜松医大 皮膚科助教 龍野一樹

中学3年の娘。頭がかゆく、赤いぽつぽつとした湿疹と、かき傷があります。ふけも大量に出ます。市販薬では治らず、皮膚科に行きました。処方薬は効いたのですが、すぐ元に戻ってしまいました。乾燥する冬だけでなく、夏でもかゆみ、ふけはありました。シャンプーの洗い残しが原因かと思い、湯で洗髪してみましたが変わりません。かゆくてかいて傷になって、治りかけてまたかゆくなっての繰り返しです。

【答】
■多様な原因、継続的に皮膚科へ通院
 頭皮は通常、毛髪で覆われていることから発赤などの症状が外から見えにくいことが多く、他者からは頭皮に問題があることが理解されにくいこともあります。

 一方で、ふけなどが大量に出現すると外見上の問題も生じ、かゆみや痛みなどの自覚症状以外にも見た目の問題といった心理的な苦痛も重なります。頭皮の問題は日常生活を送る上で大きな問題となることが少なくありません。

 頭皮の皮膚炎はシャンプーや日常用品などによる接触皮膚炎(かぶれ)、乾燥、脂漏性皮膚炎などといった皮膚疾患が背景にあることがまずは考えられます。頭皮以外の皮膚にも皮膚炎がある場合はアトピー性皮膚炎や自家感作性皮膚炎などといった全身の皮膚炎が背景にあることも考えられます。

 とくに、アトピー性皮膚炎などは受験などの強いストレスが加わると悪化することが診療ではよく見られます。衛生環境が整った日本では少ないですが、感染症などが頭皮の皮膚炎の背景となることもあります。

 今回は市販薬や皮膚科での加療がなされているにもかかわらず、症状を繰り返していることが分かります。いずれの疾患もすぐには診断がつかない場合や、診断がついてからも根気よく治療をしていく必要がある場合もありますので、症状が長引く場合は継続的に皮膚科通院することが望ましいと考えます。


★ この記事を書いた先生 ★

浜松医大 皮膚科助教 龍野一樹
★ 出典 ★

静岡新聞 夕刊『診察室』 [2017年6月6日]
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ふけ 浜松医大 龍野一樹

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