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診察室

80歳、背骨の変形矯正したい(2017/1/17 17:00)
静岡赤十字病院 脊椎センター副部長 篠崎義雄
静岡赤十字病院 脊椎センター副部長 篠崎義雄

80歳の女性。5、6年前から背骨が右に曲がり始めました。整形外科の医師に勧められてコルセットを着用しています。そのおかげで痛みが少し楽になりましたが、家事や雑用が多いので将来が不安です。手術も考えていますが、年齢的にどうでしょうか。

【答】
■手術視野に脊椎専門医を受診

背骨が加齢とともに、横に湾曲する変形を変性側弯[そくわん]、後方凸に曲がる変形を変性後弯[こうわん]と言います。高齢者の7~8割は少なからず背骨が曲がっているというデータもありますが、多くの方は症状もなく普通に生活されています。しかし、変形による腰痛や、神経の圧迫による下肢痛(神経痛)が出た場合には治療が必要です。

下肢痛がない場合、最も重要なのはリハビリです。特別な体操はありませんが、腹筋・背筋力のトレーニングやストレッチが有効です。腰痛でトレーニングができない方は、薬物治療による痛みのコントロールが必要です。

コルセットはかえって腹筋・背筋力を弱めてしまう可能性があり、長期間の使用はあまりお勧めできません。

最近は80代でも活動的な方が多く、痛みが改善しない方はもちろん、背骨を伸ばしてきれいに歩きたいという方は変形を矯正する手術を考えてもよいかと思います。しかし、手術には当然リスクは存在しますし、変形の程度によっても治療法は変わってきますので、脊椎専門医の外来を一度受診し、相談されることをお勧めします。


★ この記事を書いた先生 ★

静岡赤十字病院 脊椎センター副部長 篠崎義雄
★ 出典 ★

静岡新聞 夕刊『診察室』 [2017年1月17日]

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