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観る−知っておきたい観劇マナー−
  vol.06
みなさんは舞台を見に行ったことがありますか。演技者と同じ空間を共有しながら見る舞台には独特の雰囲気があり、一方的に見るだけのテレビと違い、ステージの成功を左右する鍵は観客が持っています。演技者が普段以上の実力を出すことができるような雰囲気づくりをするという意味で、観客もステージを作るひとつの要素です。
雰囲気づくりのために必要なのが“観劇マナー”。でもマナーにとらわれすぎて、舞台そのものが楽しめなかったのでは本末転倒です。最低限必要な基本的マナーを身につけて、舞台をより楽しく、快適に鑑賞しましょう。

基本的な共通観劇マナー
オペラ・演劇鑑賞・能鑑賞など観劇の内容はさまざまですが、劇場に入って見るという点では同じ。ここでは、劇場で見る上で必要な基本的なマナーを紹介します。
開演時間には遅れない
時間には余裕を持って入場し、万全の体制で開演時間を迎えましょう。特に、休憩のないお芝居では途中で席を立たなくてもいいようにお手洗いはすませておいたほうがいいでしょう。カタログやグッズ購入などを済ませ、遅くても開演5分前には自分の席に座りましょう。開演後の途中入場はできない場合もありますから、時間には遅れないように気をつけてください。

開演中のおしゃべりは禁止
上演中に友達と話したり、1人ごとを言ったりするのはNG。劇場という静かな空間では、ひそひそ話やささやき声というのはとても耳につきます。また、一度見たことがある舞台であっても、開演前などに自分からあらすじなどの詳細は語らないこと。もちろん、おもしろかったら声を出して笑ってもいいし、泣きたいときは泣きましょう。観客から反応があると、役者も嬉しいものだそうです。

公演中の飲食はNG
劇場内への食べ物の持込みや客席での飲食は、会場によって違いますが、基本的には禁止しているところが多いです。袋を開ける音や飲食時の音などが周囲に響くとせっかくの台詞を消してしまったり、芝居の演出の妨げになってしまったりします。また、飲食物の匂いも意外と気になるものですから、みんなが気持ちよく観劇をするためにも、食べたり飲んだりするのはやめましょう。

観劇中は、前のめりにならない
劇場の座席は、背もたれにもたれながら舞台を見るように設計されています。ですから、前に乗り出して座ると、後ろの座席の人は、舞台が見えなくなってしまいます。できるだけ座席に深めに座ることが大切です。

これ以外にも、写真撮影禁止、携帯電話・アラーム時計の電源は入場時にOFFにするなどの"観劇マナー"がありますが、「自分がされて嫌だと思う行為はしない」というのが基本です。


場に合った服装を
海外では観劇の際はその場に相応しい服装で見に行くのが常識になっていますが、日本では"観劇"をする際の服装に特に決まりはありません。しかし、オペラや能・歌舞伎などを見に行く時は、やはりスーツやワンピースなど多少あらたまった服装のほうがいいでしょう。特に能・歌舞伎は、訪問着などの和服で行くのも華やかでいいですが、長時間の公演になるので、着慣れていないと窮屈で体調が悪くなる場合がありますから、注意が必要です。また、会場内は空調がよく効いているので、温度調節の効く服装をしてでかけることをお勧めします。小さな劇場は会場が屋外だったり、テントだったりと場所がさまざまなので、会場に応じて比較的カジュアルな服装でも大丈夫。帽子は後ろに座っている人の視界をさえぎりますから、会場に入ったら必ずとりましょう。また、劇場内の自分スペースは意外に狭く他の観客との密着度も高いです。大きい荷物を持っていくと置くところがなく邪魔ですから、できるだけ荷物は少なめに、そして香水などの香りにも気をつけましょう。
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