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食べる-各国料理の食事マナーを知ろう-
 
フレンチ、イタリアン、中華など、日本にはさまざまな“食”が世界中から集まっていて、日本に居ながらにして世界各国の料理が楽しめるようになりました。本場のシェフやスタッフが働いている各国のレストランに行くと、料理だけでなく、店内がそれぞれの国独特の装飾で彩られていたり、その国で流行している音楽が流れていたりと新しい発見や驚きの連続です。身近な食を通して、いろいろな国の文化を知るきっかけにもなりますね。でも、国が違えば食事マナーも変わってくるもの。最低限のマナーを守ってたのしく異文化体験しましょう。

気をつけよう マナー違反
西洋料理編
西洋料理の食事マナーは、長い歴史を経てさまざまな習慣によって培われてきました。ですから、日本人の感覚では何でもないと思えるような動作が、大変なマナー違反になる場合がありますから注意が必要です。

テーブルに案内され、最初に店の人が引いてくれた席が最上席。この席に着くのは主客、または女性です。他の人や男性はそれまでイスの左側に立って待つのがマナーですから、特に女性は遠慮せずすぐ着席しましょう。

テーブルの上に私物をのせるのは禁物です。ハンドバッグなどは、イスの背と背中の間やイスの下に置きます。イスの背にかけるのは見た目もよくないし、サービスする人の邪魔にもなるのでやめましょう。

食事中はテーブルに肘をついて料理を持ったり、肘をついたまま食事をしたりするのはマナー違反。また、食べ物を口に入れたまましゃべることも厳禁です。料理はできるだけ、テーブルに全員の皿がそろってから食べ始めるようにし、食べる速さは周囲の人に合わせましょう。食事中は、スープをすする音や噛む音を立てないよう注意し、ナイフやフォークなどの食器類を使うときも、なるべく音を立てないよう気をつけます。食器はコーヒーカップやスープカップのように持つところがついているもの以外は、基本的に手に持ってはいけません。また、ナイフやフォークを落としてしまったら、自分で拾わずに店の人を呼んで新しいものと交換してもらいましょう。

中華料理編
堅苦しいマナーはあまりない中華料理ですが、みんなが気持ちよく食事を楽しむために気をつけなければならないことがあります。

中華料理では、中央に料理をのせる回し台がついたテーブルをよく利用します。このテーブルの回し方は基本的に時計まわり。テーブルを回すときは、まず他の人が取っていないかを確かめ、周りの人に声をかけるようにしましょう。

料理はやや少なめにとるのが鉄則、おかわりはもう一度回ってくるまで待ちましょう。食べ始めるのは次の人が取り終えてから。自分で皿に取った量が食べきれなくて残してしまうことはどんな料理においてもマナー違反ですから、常に量は控えめを心がけることが大切。嫌いな料理なら無理にとらず次の人にまわします。

小皿などの器は基本的に手で持たず、テーブルにおいたままで食べます。また箸は、器や皿ではなく必ず箸置きに置きます。中華料理では料理の品数と同じ数の皿を使ってよいとされていますから、料理の味が混ざってしまわないように小皿は遠慮せず取り替えましょう。


日本の常識 世界の非常識
日本で「そば」を食べるとき、豪快に音をたててすすれば、おいしさアップ。私たちがおいしさの意思表示としてとらえている、この「麺をすする音」はまさに世界の非常識。日本では「おいしさの証明」でも、食事中に音をたてることは正真正銘のマナー違反。海外で麺類を食べるときは絶対にズルズルと音をたててはいけません。スープ入りの麺は箸で麺を取った後、れんげなどに乗せて麺を口に運びます。また、スパゲッティも一口分ずつフォークに巻き取り食べましょう。こうすれば音をたてることなく食べることができます。
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