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だれとでも行ける飲食店情報
おいしいユニバーサルデザイン
巷では、雑誌やテレビなどでグルメ情報が氾濫していますが、そこで紹介されている内容からは、店内の段差や、通路幅など、障害を持つ方や高齢者などが、入店の可否を判断する情報を得ることができません。そこでこのコーナーでは、障害を持つスタッフが実際にお店を取材し、利用者の目線で施設内のバリアフリー状況や、“こころのユニバーサルデザイン”について取材し、入店の可否を判断できるような情報を提供します。ユニバーサルデザインの精神をもっと広めるために―。障害の有無を超え、様々な人がより共存できる社会を実現するために―。少しでもお役に立てれば幸いです。
ユニバーサルデザインとは?

栄養たっぷりのメニューが手ごろに揃う老舗の定食店
画像 くわ屋食堂(静岡市葵区西門町)グルメ情報へサイン一覧
スタッフの対応:良い ※5段階評価 
入り口について
画像上下移動上下移動なし
段差あり 段差あり
画像入口幅 入り口(幅75センチ以上)開き戸 
店内通路・席について
画像段差なし段差なし(一部座敷席前に段差あり)
画像通路幅(75センチ以上)通路幅(75センチ以上)
画像テーブル席ありテーブル席あり
トイレについて
画像洋式トイレあり 洋式トイレあり
共用品について
画像フォークありフォークあり
画像スプーンありスプーンあり
画像割り箸あり 割り箸あり
画像取って付きカップあり取って付きカップあり
画像ストローありストローあり
画像取り皿あり取り皿あり
その他
画像補助犬の入店可補助犬の入店は快く受けます

JR静岡駅から徒歩で約7分の場所にあるサラリーマンやOL、家族連れ等に人気の定食屋「くわ屋食堂」。すべての料理を、冷凍食品等加工品ではなく、新鮮な素材を活かした手づくりで提供している。「くわ屋食堂」は、昭和21年に大衆食堂として開業した老舗店。現在の店主である杉本和繁さんで三代目となる。平成14年4月、惣菜コーナーを新たに設け、定食と惣菜のお店としてリニューアルオープンした。その時からサラリーマンが遅い時間でも来店できるようにと夜21時まで営業するようになった。

お店の入口には、高さ3センチの鉄板の段差があり、入口扉の敷居部分には段差を解消する為の工夫が施されている。その為、車椅子の方でもスムーズに入店できる。店内に入ると、右手には惣菜コーナー、左手にはイートインできるテーブル席がある。席と席の間のスペースもゆったり確保されているので、車椅子利用者でもスペースを気にすることなく食事をとることができる。店内奥には靴を脱いであがる座敷席がある。こちらはまず高さ60センチの段差をあがり、その上に高さ10センチの座敷席がある。座敷席にはベビーチェアも用意され、家族連れにも大変好評だという。共用品は、すべて用意されている。トイレは座敷席の通路つき当たりに洋式トイレがある。座敷席にあがらなければ入れないので、車椅子利用者は来店前に近くの公共施設などを利用しておくことをお勧めする。

店内には、杉本さんの祖父である先代が描いた宝台橋の絵や、先代自らが描いたという当時お店で配布していたマッチの絵柄などが飾られ、さりげなく店の歴史を感じさせる。これらが店の雰囲気を構成する重要な要素となり、来る人をあたたかく迎えていた。店主の杉本さんは、どんな人にも愛着のわくようなお店作りを意識し、車椅子の方や、高齢者、視覚障害者が食事を味わいに来店してくれることを自然に受け入れている。

メニューは、和食・洋食が中心の日替わりランチや、自家製のタレを使った焼肉定食や、野菜炒め定食などが人気。焼肉のタレは「さっぱりとしており、しつこくなく自家製である為、他にはない味」と杉本さんも自慢の味。野菜定食は8種類の野菜を使っているので、一皿で充分な野菜が摂れ、栄養バランスも良いと杉本さんは話す。女性に人気のメニューは、豚キャベ定食。どの定食もたっぷりの量があり、くせになる味。ご飯は昭和20年代から使っているという今ではめったに見ることができないどんぶりで出てくる。

惣菜コーナーには、毎日約15種類が陳列され、定食は約20種類揃う。惣菜コーナーでは火・水・木曜日に豆乳パンや、くるみパンなどを日替わりで買うことができる。それも、もちろん手づくり。杉本さんは、毎日多くのおかずを作るが「(店づくりや)味などお客様に育てられてきた」と自分もお店と共に育ってきたことを話してくれた。

季節に応じて、夏には、おろしものなどさっぱり、ピリカラのもの。冬には、牡蠣などを使ったメニューを用意している。バランスを考えたメニューとリーズナブルなごはんを出しており、リピーターが夜遅くまで来ている。夏の暑さに疲れた体の栄養を蓄えに足を運んでみてはいかが?

画像入り口
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入口に高さ3センチほどの鉄板の段差があるが、電動車椅子なら楽に入店できる

画像店内
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店内には惣菜コーナー、テーブル席、座敷席がある

画像店内
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高さ60センチと約10センチの段差がある座敷席。ここには16名座ることが出来る

画像メニュー
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定食メニューが見やすく大きな文字で書かれている


画像マッチの絵
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先代自らが描いたマッチの絵柄



画像店主の杉本さん

祖父から、親そして自分と、のべ100年大衆食堂を続けたいと熱い思いを語ってくれた店主杉本和繁さん


SEED(シード)のメンバー紹介  このコーナーはSEED(シード)が取材しています。
SEED〔略:Support(支援) for Equality(平等) and Employment(雇用) for the Disabled(障害者)〕
障害者の就労と生活を一体的に支援する組織。障害者と健常者が一体となって、障害者のフリーター事業(障害者の職域拡大事業)の企画・運営、勉強会、人材育成、相談業務等を実施しています。

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