静岡市清水区三保にある『びすとろ くれいどる
』。JR清水駅から、しずてつバスの三保線に乗車し、「羽衣」バス停で下車。そこから徒歩約10分くらいのところにある、松林に囲まれた隠れ家的なBARだ。すぐそばには三保の海岸があり、波の音が聞こえてくるほどの距離。ここでは海辺に打ち寄せる波の音や、松林を抜ける風など、自然を感じながら、ゆったりとした時間を楽しむことが出来る。
店主の吉井博久さんは、ヨット歴40年以上のキャリアを持ち、国際的なレース「キングスカップ」などにも参加する凄腕のヨットマン。ヨットは人がいなければ動かない。だから、ヨットマンが人を大切にするのは当たり前、と吉井さん。「人間普通に年をとって、老いていくことは自然なこと。だから誰でもスムーズに入られるお店を作った」と話す。2001年11月にオープンして以来、毎日休まず店を開けている。
店の前には広々とした駐車場があり、玄関入口へ続く通路にはスロープが設置されている。やや傾斜はあるが、電動車いすユーザーでもスムーズに入店できる。店内に入るとジャズが聞こえてきた。音響設備が整っているので、心地いい音色が空間を漂う。ひとりで来店しても、ゆったりと音楽に耳を傾けながらくつろげそうだ。
店内の通路は広く、車いすユーザーにも通りやすい幅。照明は暖色系で店のアンティークな雰囲気によく合っている。席は大きなテーブル席が2つ。テーブルは車いすユーザーにも、使いやすい高さになっている。共用品も揃っている。入口を入った左側にトイレがある。入口は引き戸で幅も広々としているので出入りもスムーズだ。トイレ内も広いので電動車いすユーザーでも利用でき、そこで回転できるほどのスペースもある。可動式の手すりやL字手すりも設置されているので安心。手洗い場には、吉井さんの自宅の庭に咲いていたという花がさりげなく飾られていた。
店にあるものはすべて吉井さんが趣味で集めたものばかり。お酒もそのひとつ。吉井さんは「来ていただいたお客様がひとりひとり好きなスタイルでお酒を楽しんでくれれば良いです」と話す。お酒の楽しみ方は、人それぞれ。人が年をとるのも、そのとり方も人それぞれ。そして、時間の使い方もそれぞれだ。夕方になると松林が少しずつライトアップされる。常連のお客さんは「この清涼感あふれる景色は、夏の暑さを忘れさせてくれる」と話す。ライトアップも吉井さんの考案だ。窓から望む景色を酒肴にウイスキーを傾ける。夏の宵、ここでいつもとは一味違った時間の使い方をしてはいかが。 |
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| 三保街道から駿河湾側に入った場所にある。波の音が聞こえる、松林の中に佇む、W隠れ家”という言葉がまさに似合うお店 |
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| 段差を解消する木製のスロープ。昇り口に高さ2センチほどの段差があるが、それを越えれば、スムーズに上れる |
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店内の大きな窓からは松林が望める。アンティーク家具が置かれ、暖色系のライトに包まれた空間にジャズが流れる |
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| 高さ80センチほどあるテーブル席は車いすユーザーにもちょうどいい高さ |
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| 窓から望む景色を酒肴にウイスキーを傾ける。夕方からは松林がライトアップされる |
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