お洒落な飲食店が点在する静岡・鷹匠エリアのほど近く、伝馬町通りから路地を少し入ったところに、2009年4月大人向けのスイーツが食べられるお店『カフェ アール』がオープンした。
店名の「アール」は映画でよく使われる“R指定”のRからとったもので大人指定という意味だそう。その店名通り、甘さ控えめでラム酒やリキュール酒などの洋酒をきかせたビターな味わいが特徴の大人向けのケーキがそろう。店長の辻村克登さんは、「今まで静岡にない、“大人のスイーツとお酒を楽しめる空間”を提供していきたい」と話す。
店の外壁はガラス張りで道路から店内の様子がうかがえる。道路と店の間に高さ約15センチほどの段差があり、それを越えると、玄関までは緩やかなスロープになっている(→段差の画像を見る)。玄関前の左手には4名ほどが座れるテラス席が設けられている。
玄関は開き戸で敷居の段差もなく、フラット。扉は固定できるので、車いすユーザーは扉を押さえておかなくても焦らずに入店できる。幅も電動車いすユーザーも通れる広さ。店内に入ると、玄関からフロアにかけて緩やかな傾斜になっている。入って右手には、店でも使われているデンマークのキッチンメーカー「bodum(ボダム)」のグラスや、焼き菓子が販売されている。正面には、やや低めの高さのショーケースがあり、ケーキが彩りよくディスプレーされている。ショーケースは車いすユーザーにも見やすい高さでゆっくりケーキを選ぶことができる。
店内は、オフホワイトの壁に間接照明のやわらかな明かりが灯された温かみを感じさせる空間。板張りのフロアには通路の両脇にテーブル席が並び、ウェグナーのYチェアなど1点1点異なる北欧の椅子が配されている。通路幅は電動車いすユーザーも通れる幅だ。印象的なのは、オブジェのように置かれている、大きなガラス製の水出しコーヒー(ダッチコーヒー)の器具。この水出しコーヒーは、1秒間に1滴のペースでゆっくりとコーヒーが落ちていく。その味わいは丸みがあり、スッキリとした飲み口。
店内は禁煙で、テラス席が喫煙席となっている。洋式トイレは店内通路のつきあたりにある。正面の引き戸を開き、左手にある開き戸を開く。この開き戸は狭いため、車いすユーザーでは入りにくいが、歩行可能な方であれば壁をつたっていくことができる。共用品は割り箸と取っ手付きカップ以外は揃っている。補助犬の入店ももちろん可能。補助犬の対応など「こちらも勉強していく必要がありますね」と話す辻村さんは、誰もが入店できるお店づくりを常日頃から心がけているという。
スイーツは、静岡市内の人気店等で10年間修業を積んだ女性パティシエが、大人向けスイーツを創作。生ケーキは常時7種類ほどあり、ショートケーキやモンブランなど、甘さを抑えたケーキはとくに女性客に評判で、客の8〜9割が女性だという。値段がリーズナブルという点も人気の秘訣かもしれない。
また2009年6月より、ドリンクの持ち帰りもできるようになり、さらにケーキとお酒のセットが楽しめる“スイーツバー”をスタート。ショートケーキ&天使のアイスティーというネーミングで、ケーキにイタリアのスパークリングワインを合わせたり、モンブランとラム酒のセットを提案するなど、スイーツとお酒の相性をみながら組み合わせた、『カフェ・アール』ならではのメニューが楽しめる。 |
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| 車いすユーザーの目線の高さからも見やすいショーケースには彩り豊かなケーキが並ぶ |
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| ケーキとイタリアのスパークリングワインをセットにした「ショートケーキ&天使のアイスティー」(写真・1300円)。ワインとスイーツの組み合わせが新鮮! |
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「新しい感覚でスイーツを演出していきたい」と話す、店長の辻村克登さん(写真右)と、スタッフの杉山さん(写真左)。店長をはじめスタッフもイケメン揃い
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