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袋井宿 たまごふわふわ江戸時代の名物料理がご当地グルメとして復活!なんとも不思議な新食感
口にした途端、ふわっと消える、なんとも不思議な食感。
東海道五十三次のちょうどまん中に位置する、袋井宿。
江戸時代、この地で旅人に供されたもてなし料理「たまごふわふわ」が、
数百年の時を経て再現され、復活。
袋井の新しい“食”の名物となっている、
ご当地グルメ「たまごふわふわ」に注目した。
「たまごふわふわ」とは?起源は?仕掛け人に聞くレシピショップリスト
「たまごふわふわ」とは?
沸騰しただし汁によく攪拌した卵を流し入れ、だし汁の蒸気でふんわりと蒸し固めたシンプルな料理。だしはカツオ、昆布、鶏ガラなど、店によって異なり、卵は、鶏にナツメグやタイム、レッドペッパーなどハーブ飼料を与えて育てた「ハーブ玉子」を使用しているところが多い。たまごイメージ


たまごふわふわ「たまごふわふわ」の起源をたどると江戸時代にまでさかのぼる。1831年(文化10年)に書かれた文献「仙台下向日記」には、大阪の豪商・升屋平右衛門重芳が袋井宿の太田脇本陣に宿泊した際、「玉子ふわふわ」が膳にのったと記されている。また「東海道中膝栗毛」にも、将軍家のもてなし料理として紹介され、幕末の剣士「新撰組」の近藤勇の好物も「たまごふわふわ」だったとか。江戸時代、全国各地で食されていた人気料理だったが、将軍家や豪商などいわばセレブしか味わえない高級料理だったそうだ。当時の文献をもとに「たまごふわふわ」が再現され、江戸時代から数百年の時を経て、庶民も気軽に味わえるご当地B級グルメとして復活した。その起源は?

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仕掛け人に聞く「たまごふわふわ」復活の仕掛け人は、袋井市観光協会の事務局長、鈴木政春さん。東海道袋井宿の歴史について調べていたところ、江戸時代の文献(「仙台下向日記」)の中に袋井宿で「玉子、ふわふわ」を食したという記述があることを知った。そのネーミングの面白さに着目し、これを観光の目玉にしようと思いたったという。「袋井には、可睡済や法多山などの観光名所はあるが、クラウンメロンの他に食の名物となるものがない。そこでこの『たまごふわふわ』が、新しい食の名物になればと動き出したんです」。市内の飲食店主の協力を得て、江戸時代の料理本を参考に、試作をはじめた。とはいえ、江戸時代の料理。実際に口にしたことがある人はいない。手探りの状態から、試行錯誤を重ね、現代版「たまごふわふわ」を完成させた。たまごふわふわ

事務局長の鈴木政春さん
「“たまごふわふわ”は作っているその場でしか食べられない。できたてのふわふわを食べてほしい」と話す。袋井市観光協会事務局長の鈴木政春さん
■袋井市観光協会
http://www.fukuroi-hot-navi.jp/
その後市内の飲食店に「たまごふわふわ」を店のメニューとして出してもらうよう呼びかけ、2006年12月に「たまごふわふわお披露目会」を開催し、本格的に袋井の新名物として世に送り出した。また地元の小学生や主婦を対象に料理教室を開催し、作り方を伝授。地元に根ざした郷土料理となるような働きかけも行われている。2007年6月に富士宮で開催されたB級ご当地グルメの祭典「第2回B-1グランプリ」では4500食を完売。これが大きな自信になったと話す。2008年11月1日、2日に福岡・久留米で開催される「第3回B-1グランプリ」にも出場。その名は全国に広まりつつある。

「たまごふわふわ」の一番の特徴はふわふわっとした泡のような不思議な食感。なんでもインターネットで手に入る時代だが、これは店に足を運び、できたてを食べなければ体験できない食感だ。「袋井には観光名所がたくさんある。それをもっと多くの人に知っていただきたい。『たまごふわふわ』がそのきっかけとなれば」と話す鈴木さん。現在袋井市内には、この江戸時代の「たまごふわふわ」を“再現”したものを提供するお店6軒と、ジェラートやお菓子に応用した“創作”ふわふわを提供する店が7軒、計13軒あり、それぞれ現代版「たまごふわふわ」を提供している(→ショップリスト)。お店によってもその解釈、“ふわふわ感”や、味はさまざま。百聞は一見、いや“一味”に如かず。食べ比べてみてはいかがだろう。
 
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レシピ
材料
卵(1人1個が目安)、カツオのだし汁、醤油、砂糖、胡椒
作り方
1. 汁は醤油味の勝ったカツオのだし汁で、少し濃い目のすまし汁に仕立てる。
2. できるだけ小さな鍋にだしを煮立て、わずかに砂糖を加えてよく泡立てた卵を、片口で鍋の縁から一気に落とし込んで蓋をする(但し、大量調理の場合は大鍋にて作る)。
3. 熱が全体に回ってふんわりと盛り上がったら(だいたいゆっくりと10数えるくらいの間)、椀によそい、胡椒をふって供する。
(参考 大江戸料理帖)
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ショップリスト
再現
遠州 和の湯 <日帰り温泉>
たまごふわふわ 300円
袋井市諸井2022-3  TEL:0538-23-1500
●居酒屋 どまん中 <居酒屋>
たまごふわふわ 350円
袋井市袋井314-6  TEL:0538-43-8858
●お食事処「門前楽市」 <茶屋>
たまごふわふわ 370円
袋井市久能2891  TEL:0538-43-0141
山梨屋 寿司店 <寿司>
たまごふわふわ 350円
袋井市高尾町24-9  TEL:0538-42-2422
●時代屋 <居酒屋>
たまごふわふわ 400円
袋井市袋井318  TEL:0538-42-1037
●遠州味処 とりや茶屋 <茶屋>
たまごふわふわ 350円
袋井市高尾町15-7  TEL:0538-42-2427

たまごふわふわ増井満さん(写真左)、料理長の柳沢政志さん
たまごふわふわの復刻版
「遠州 和の湯」
詳細はこちら
「袋井にお越しの際は、ぜひ”たまごふわふわ”を召し上がってください」常務取締役の増田満さん(写真左)、料理長の柳沢政志さん(写真右)

たまごふわふわ店主の平岡善一さん
鶏がらスープと卵の親子スフレ
「山梨屋 寿司店」
詳細はこちら
「お寿司とセットになった、たまごふわふわセットがおすすめです」店主の平岡善一さん

創作
じぇらーとげんき 可睡斎門前店 <ジェラート>
たまごふわふわ 400円
袋井市久能2952-1  TEL:0538-43-7766
●中華料理「三休」 <中華料理>
中華風たまごふわふわ 600円
袋井市堀越388-3  TEL:0538-42-9357
●菓子処 つじもと <和菓子>
創作菓子たまごふわふわ(1個) 80円
袋井市上山梨806-1  TEL:0538-48-6555
●さのや会館 <懐石料理>
たまごふわふわ EGG FURE2 懐石料理とセット 3500円〜
袋井市上山梨1593-2  TEL:0538-49-0180
●ラーメン太郎 <ラーメン>
たまごふわふわラーメン 780円
袋井市高尾町1-11  TEL:0538-44-2930
お菓子所 五太夫 きくや <和菓子>
たまごふわふわ みそカステラ(1個) 80円
袋井市高尾町25-7  TEL:0538-43-4178
●サン・ドーレ <パン>
たまごふわふわパン(1個) 250円
袋井市高尾町1-1  TEL:0538-43-5447
たまごふわふわ店主の木村晃治さん
ひーんやり冷たい“ふわふわ”
「じぇらーとげんき 可睡斎門前店」
詳細はこちら
「ジェラートで“ふわふわ”感を表現するのに苦労しました」店主の木村晃治さん

たまごふわふわ店主の鈴木利夫さん
“ふわふわ”な蒸しカステラ
「お菓子所 五太夫 きくや」
詳細はこちら
「トッピングは季節によってかわります。店は観光案内処にもなっていますのでお尋ねください」店主の鈴木利夫さん
その他のご当地グルメ :  静岡おでん   浜松餃子   富士宮やきそば  すその水ギョーザ
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