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| メジャーでも人気モノ JAなんすん東部営農経済センターを訪ねた日は、今年の四ッ溝柿の販売開始日とあって、予約分を受け取る人たちが引きも切らずやってくる。JAでは、贈答用と呼ばれる上級の四ッ溝柿を5kgの箱詰めで小売りしている。 地方発送の伝票を見ると、神奈川、埼玉、北海道!「宣伝はしていませんが全国から注文がきます。最初は親戚や転居した人の紹介などでしょう。ローカル色や希少性も手伝って口コミにのったんじゃないでしょうか」と、同センターの大村さん。 県東部、愛鷹山麓が原産といわれ、富士川以東、箱根・湯河原辺りまでにしか見られないという珍しさに加え、販売期間も1ヶ月弱。真空パックの販売期間を加えてもたったの2ヶ月で、なくなる前に、と買いに走る人の気持ちもよくわかる。 もっとも、地元の人には身近でなじみの深い味でもある。「この辺じゃあ大抵の家に柿の木の1本くらいあったから、その実をもいで渋を湯抜きして食べていた。それが結構うまいんで、商品化に取り組んだんだ」と下山哲夫さんは言う。特産品のルーツは、何十年も昔からの地元のスイーツだったのだ。 |
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| 先人の知恵がモノを言う 今でも町内を巡ると、あちこちのお宅の塀から大きな柿の木が頭を出している。今時分はどの木もたわわに実っているが、JAで見た柿の実よりも少し小振り。下山さんによると、商品化の研究は50年程前から始まり、改良を重ねながら現在のように大きな実をたくさんならせることに成功したそうだ。 現在、四ッ溝柿部会に参加する農家は約40軒で、10haほどの作付面積。住宅街の一角にある畑に行ってみると、背丈の低い木が等間隔で整然と並んでおり、庭の柿の木とはまったく別もの。どれも橙色の実で重そうに枝をしならせている。 収穫した渋柿は、それぞれの農家で渋抜きされる。柿の実を詰めたコンテナを積み上げ、上からすっぽりシートを被せ、中に炭酸ガスを注入して2日間。見た目は全く変わらないが、すっかり甘くなっているから不思議。 「実は、渋が消えるのではなく、可溶性の渋が炭酸で包み込まれ、口の中に溶け出さなくなるだけ。だから渋を抜く前に糖度を計っても18度ぐらいありますよ」。下山さんの言葉になるほど納得。しかし、最初に渋抜きの方法を見つけた人には感謝。おかげでこんなに甘い四ッ溝柿を楽しめるのだから。 |
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※その他、長泉町内他、三島、沼津方面のスーパー、八百屋などの小売店で販売されている。 |
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